【球宴】歴史的打ち合いを制したのは全パ!数々の記録を更新、28安打16点 両軍合わせて44安打26点

[ 2024年7月24日 21:57 ]

マイナビオールスターゲーム2024第2戦   全パ16―10全セ ( 2024年7月24日    神宮 )

オールスター<全セ・全パ>4回、佐藤都は適時三塁打を放つ(撮影・大森 寛明)
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 プロ野球の「マイナビオールスターゲーム2024」は24日、東京・神宮球場に舞台を移して第2戦が行われ、オリックスの中嶋監督率いる全パが両軍合計44安打26点の激しい打ち合いを制して阪神の岡田監督率いる全セにやり返し、1勝1敗で今年の球宴を終えた。通算成績は全パの91勝81敗11分け。

 全パが2回に辰己(楽天)の先制1号ソロなどで2点を先取。だが、その裏、全セは坂倉(広島)がバックスクリーンに飛び込む1号満塁弾を放って逆転するなど、第1戦に続いて序盤から波乱の展開となった。

 全パは3―4で迎えた4回、床田(広島)に対して打者9人で5安打を集中。一挙5点を奪って8―4としたが、全セは5―8で迎えた5回に代打・オースティン(DeNA)の1号2ランと村上(ヤクルト)の2戦連発となる2号ソロで8―8と試合を振り出しに戻した。

 だが、全パは6回、高橋宏(中日)から無死満塁とし、4連打目となった辰己(楽天)の適時打で勝ち越すと、外崎(西武)の適時打でもう1点。7回には岡(ロッテ)の2戦連発となる2号ソロ、8回には紅林(オリックス)の1号2ランなどで一挙4点と終わらぬ猛打で乱打戦を制した。

 結局、全パは28安打16得点。球宴のチーム20安打以上は2001年第2戦の全セ23安打、2019年第2戦全セ20安打に次いで3度目で、全パでは2014年第2戦の18安打を抜いて球宴最多記録。球宴の両軍合計最多安打はこれまで1987年第3戦(全セ16、全パ17)と今年の第1戦の計33安打(全セ17、全パ16)だったが、これも計44安打(全セ16、全パ28)に更新している。

 なお、坂倉が2回に放った満塁弾は1963年第2戦の榎本喜八(ロッテ)、1967年第3戦の大杉勝男(日本ハム)以来57年ぶり3人目、セ・リーグ初の快挙となっている。

 最優秀選手賞には5安打の佐藤(ロッテ)が選ばれ、賞金300万円。敢闘選手賞には同じく5安打した近藤(ソフトバンク)のほか、辰己、坂倉が選ばれ、それぞれ賞金100万円。また、坂倉は試合を通じて野球キッズに夢を届けた選手に贈られる「マイナビドリーム賞」も受賞し、こちらも賞金100万円となっている。

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