【高校野球】社が3年連続の夏へ兵庫大会8強入り 2回から登板の福田が7回2失点&一発

[ 2024年7月22日 14:24 ]

第106回全国高校野球選手権兵庫大会5回戦   社7―4姫路西 ( 2024年7月22日    姫路ウインク球場 )

社・福田海晴
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 兵庫の夏3連覇へ、社が難敵の姫路西を下して準々決勝進出を決めた。

 社は初回に姫路西に2点のリードを許すと先発した笹倉大智投手(2年)を諦めて、2回から背番号「1」の福田海晴(かいせい)投手(3年)がマウンドへ。姫路西打線を4回までゼロで抑えると、5回表に二死二、三塁と好機を作り、4番・西垣琉空(りく)捕手(3年)が中前に2点適時打を放って追いついた。

 西垣は盗塁を決めて6番・戸田陸翔中堅手の左前打で生還し、一気に逆転する。6回は福田の「公式戦2本目」という左越えソロと1番・藤原悠宇(ゆう)一塁手の三塁打などで2点を挙げて試合を優位に進めた。

 8回、9点にも1点ずつを加点して結局は7―4。2年連続で兵庫の夏を制し、春季大会でも優勝した実力を見せつけた格好だ。

 同点打の西垣は「初回、3回と自分がチャンスをつぶしていた。5回は何が何でも打ってやると」気迫も勝って姫路西のMAX145キロ右腕・渡辺照英投手(3年)を攻略。福田は本塁打のシーンを「グラウンド整備の直後の先頭打者だったので、ランナーに出て相手を嫌がらせたかった。甘めの真っ直ぐを捉えることができました」と振り返る。

 福田は2回からの登板について「ダブル先発という感じで初回から準備していたので、問題なかったです。リードを許している間はテンポよく投げることを心掛けていました」と話す。3年生エースの力投に打線が応えて8強入り。福田は「投手は5人いて、誰かがダメでも次が頑張る。笹倉は次、頑張ってくれたら。投手陣全体で勝ち上がりたい」と3年連続の甲子園に向けて社のムードは上昇一途だ。

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