阪神・ビーズリー G戦今季2戦2勝 昨季から18回2/3無失点 岡田監督「また巨人にいけるやんか」

[ 2024年7月16日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神2―0巨人 ( 2024年7月15日    東京D )

<巨・神>4勝目に喜ぶビーズリー(撮影・西川祐介)
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 阪神・ビーズリーが巨人キラーぶりを発揮した。被安打5、8奪三振の6回無失点で4勝目。同じ6回零封だった前回5月25日の対戦と合わせて今季2戦2勝が光る。救援2試合、先発1試合の3試合計6回2/3無失点だった来日1年目の昨季から通じては18回2/3無失点へ伸ばした。

 「しっかりゾーン内に、いい球を投げられて、なおかつ変化球も交ぜてタイミングを外すことができた」

 中盤から多投したフォークがさえた。唯一の連打で招いた4回2死一、二塁で佐々木を外角低めに落とした140キロで空振り三振。5回1死では丸、吉川を同様に2者連続三振に仕留めた。5月加入のヘルナンデスも3打席全て封じ、三塁を踏ませなかった。

 「今日はいいフォークボールを持っていた。後から投げられたということは向こう(巨人)にとっても考えないといけないボールになる。上手に使えた」

 立ち上がりの力み解消が好投の要因だ。救援時代のように速球の力投ばかりでは「疲れが出て(投球に)偏りが生まれる」と初回から変化球も全て試運転。「全球種を交ぜて投げ切る。その中で徐々にいい感じになる」。昨季途中の先発転向から極意をつかんだ。

 中19日だった前回5日のDeNA戦から中9日。2試合連続で岡田監督の言う「いびつ」な登板間隔をこなし、「また巨人にいけるやんか」と示唆された。「また」とは球宴明け2カード目の30日からの巨人3連戦か。甲子園球場100周年を飾るメモリアルカード。“予告”通りなら再び中14日以上が見込まれる。「後半戦もいいピッチングをして、いいリズムをつくって、チームの勝利に貢献していきたい」。来たる後半戦。優勝争いの対抗馬が巨人なら猛虎には強力な手札がある。(杉原 瑠夏)

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