慶応の背番号10・鈴木佳門「エースナンバーは憧れ」新チームで「1番を取りたい」小宅にライバル心チラリ

[ 2023年8月25日 15:28 ]

今夏の甲子園決勝の仙台育英戦で4回のピンチをしのぎ雄たけびをあげる慶応・鈴木佳門
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 第105回全国高校野球選手権で1916年以来107年ぶりの日本一に輝いた慶応(神奈川)は25日、神奈川・日吉の同校グラウンドで選手20人が取材対応。自由な髪形や選手自身が考えてプレーする「エンジョイベースボール」で頂点に駆け上がった慶応ナインが、仙台育英との決勝戦を含む激闘の19日間を振り返った。

 準々決勝・沖縄尚学戦や決勝・仙台育英戦で先発マウンドに上がった背番号10・鈴木佳門(2年)は「大観衆の中で先発することができたというのは、メンタル面では大きく成長できたんじゃないかと思います。マウンドに上がる時の心境がだいぶポジティブになってきたかなと思います」と成長を実感。「前は打たれたらどうしようとか、点取られたらどうしようって考えていたんですけど、今は打たれてもすぐに切り替えて、1点ぐらいOKだって気持ちで投げられます」と甲子園の経験を語った。

 2年生ということもあり、新チームがこの日から始動。「秋の大会が2週間後なので、神宮とセンバツ目指してやっていきたいです」と早くも気持ちは次の舞台へ向かっている。
 
 今夏、背番号1は同じ2年生の小宅雅己が背負ったが「エースナンバーは憧れはある。1番を取りたいなとは思っています」とライバル心もチラリ。その上で「小宅もそうですけど投手陣全体で全員が試合をつくれて抑えられるチームにしていきたい」と語った。

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