「江越君と藤浪君をちょうだい」 日本ハム・新庄監督が明かす古巣阪神とのトレード舞台裏

[ 2023年3月30日 20:19 ]

日本ハム・新庄監督
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 日本ハムの新庄剛志監督(51)が30日、日米で活躍した西岡剛氏(38=現プロ野球独立リーグ・北九州下関フェニックスの選手兼監督)のYouTubeチャンネル「Nishioka Tsuyoshi Channel」に出演。プロ野球開幕に際して「特別対談」を行った。

 対談の途中で、新庄監督が「一緒にやったのかな?江越君」と西岡氏に阪神時代の同僚の話を持ち出した。西岡氏が即答で「江越君は、すごいセンスです。才能あります」と答えると、「やろ!」と新庄監督は叫び、「俺、去年、開幕して10日ぐらいで球団に“江越君が欲しい”と。“江越君と藤浪君をちょうだい”と。この2人は無理や、と(話をされた)」というトレードの舞台裏を口にした。

 西岡氏も「かなり、センスある」と認める阪神・江越のトレードは、オフに実現。新庄監督は「それで、シーズンが終わって、江越君が“獲れる”と。この子を何とかしたい、と思って。色んな人から聞いたら“江越君を覚醒させたら、ノーベル賞をもらえる”と(言われた)」と話すと、西岡氏は真剣な表情で「もらえますね」と語った。

 その表情に同監督も「そう!それぐらい当たらないんだ」と興味津々。西岡氏は「才能はずば抜けています。でも、彼のプレースタイルを僕が見ていて、0か100なんです。70、80で野球ができない。常に100でやるから常にマン振り。だから当たった時はとんでもない打球が飛ぶんですが、結果を残すには100%で野球はやらない」と阪神時代の江越のイメージを口にすると、同監督も「そうね。80%がいいもんね」と同調した。

 しかし、江越の才能については指揮官も認めており、大事なのはきっかけ。「80で野球をやる」感覚を見つけられるように、「その余裕を持たせるためには、使い続けて、自信を持たせることが一番じゃない?」と、今季はチャンスを与えて、様子を見るプランを口にしていた。

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