元中日・平田良介氏 引退セレモニーで6度舞い「大島さんから花束をもらい泣いてしまいました」

[ 2023年3月18日 18:33 ]

涙ながらにあいさつする平田良介さん(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 昨季限りで現役を引退した元中日・平田良介氏(34)が18日、楽天とのオープン戦後に引退セレモニーを行った。マウンド付近でナインや大阪桐蔭の後輩・浅村、楽天に移籍した阿部らに胴上げされ6度宙を舞った。

 球場の大型ビジョンに入団会見の様子から、07年日本シリーズで日本ハム・ダルビッシュから決勝犠飛を放った勇姿や、18年のサイクル安打達成などの映像が流された。

 マウンド付近では大島から花束を贈られ、目を潤ませながら抱き合い、夫人ら家族、楽天に移籍した阿部からも花束を贈られ、感謝した。
 
 【あいさつ全文】
 本日は、このようなセレモニーを開いていただき、ありがとうございます。セレモニーに関わっていただいた関係者、スタッフのみなさま、本当にありがとうございました。中日ドラゴンズのみなさま、ファンのみなさま、楽天ゴールデンイーグルスのみなさま、阿部選手、浅村選手、ファンのみなさま、セレモニーに参加してくださり、本当にありがとうございました。

 泣かずにセレモニーをしようと思っていましたが、大島さんから花束をもらい、泣いてしまいました。思えば2007年の日本一から始まり、リーグ優勝もさせてもらい、期待以上の成績を残せず、死に物狂いのプロ野球生活でした。立浪監督をはじめ、コーチの方々にたくさんのことを教えていただき、後輩に伝えていけたのかなと思います。

 開幕前の忙しい時に、セレモニーをしていただき、ありがとうございます。まだまだ、やりたい気持ちはないといえば、うそになります。それでも、引退発表までに納得することができ、体はもう思った通りに動かない、野球を、いや、現役をやめることができました。

 今まで毎朝ご飯をつくってくれた家族、ありがとう。プロ野球選手になる体を生んでくれた、おとん、おかん、ありがとう。これでプロ17年間に、ピリオドを打つことができます。最後に、この17年間、たくさんの声援をいただいた中日ドラゴンズファンのみなさん、本当にありがとうございました。みなさまの声援が後押ししてくれて、結果を出すこともできました。

 今年から平田良介はいませんが、今ここに並んでいる選手たちを応援してください。今年こそ、中日ドラゴンズは優勝してくれると思います。僕も陰ながら応援しています。今日は本当にありがとうございました。

続きを表示

この記事のフォト

2023年3月18日のニュース