ソフトB・牧原 センター勝ち取る 近藤FA加入で激しい外野争い「誰がきても負けないという気持ちで」

[ 2023年1月8日 05:00 ]

高良大社の階段を駆け上がるソフトバンク・牧原大(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンク・牧原大成内野手(30)が7日、福岡県久留米市で野村勇内野手(26)らと行っている自主トレを公開した。今オフにチームは超大型補強を敢行し、FAでは日本ハムから近藤健介外野手(29)を獲得。近藤のレギュラー待遇に奮起し、センターのレギュラー奪取を誓った。2年目を迎える野村勇は「30本塁打、30盗塁」の高い目標を掲げた。

 残るイスが一つならば、それを奪いにいくだけだ。近藤のFA加入で熾烈(しれつ)を極めるソフトバンクの外野争い。牧原大は近藤のレギュラー確約について「正直、それはどうなのかなと思っている」とし、「そうなったらセンターしかない。センターに残りの選手が来るので」と決意を語った。

 今季の外野陣は左翼が近藤、右翼が柳田が有力。柳町、上林、正木、佐藤直らライバルが多い中堅で「誰がきても負けないという気持ちを持って」とレギュラーを勝ち取るつもりだ。

 昨季は藤本監督から「ジョーカー」と呼ばれ、内外野を守って打率・301をマークしユーティリティープレーヤーとして重宝されたが、「今年は脱・ジョーカーなので」ときっぱり。目標は昨季わずか2打席足りなかった規定打席到達で「100打席だろうが、2打席だろうが足りないのは同じ」と思いを強くしていた。

 レギュラー獲りだけでなく、リーダーとしてチームを引っ張る決意でいる。昨年までは巨人へ移籍した松田の自主トレで世話になっていたが、今年は野村勇ら後輩たちと汗を流している。松田とは久留米で自主トレを行った年もあり、市内の高良大社で130段の階段を上るトレーニングを継承。昨年10月に30歳になり、「引っ張っていかないといけない」と自覚を口にした。

 「今年が勝負だと思っている。懸ける思いは強い」。ジョーカーからレギュラー、さらにリーダーへの成長を期して13年目のシーズンに挑む。(森 寛一)

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2023年1月8日のニュース