DeNA・大和が慢性腎臓病を告白「同じ病気の子供たちに希望を」

[ 2022年12月2日 12:27 ]

契約更改でも明るさを忘れないDeNA・大和
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 DeNAの大和内野手(35)が横浜市内の球団事務所で契約更改を行い、1000万円減の年俸8000万円でサイン。その後の会見で慢性腎臓病であることを公表した。

 「重い感じで受け止めないでほしいんですけど、幼い頃から慢性腎臓病を患っている」と明かした。大和は公表に踏み切った理由を「自分があと現役どれくらいできるかも分からないし、同じ病気を持つ子供たちに勇気や希望を与えるられるのは現役中なので」と説明した。

 医療機関ではスポーツを止めた方がいいと助言されるが「自分の命を取るのか野球を獲るのはぐらいの感覚。今後の人生を考えればやめるべきなのかもしれないけど、ずっと野球を選んできたし、野球で終われるのが一番いいかなというのが自分の選択」と決意を明かした。

 大和(本名・前田大和)は鹿児島県出身で、樟南高から05年高校生ドラフト4位で阪神入団。18年からDeNAでプレー。通算1394試合に出場し、887安打。今季も91試合に出場し、堅実な守備とチャンスに強い打撃でチームの2位躍進に貢献した。

 ▼慢性腎臓病(CKD) 腎臓の働きが健康な人の60%以下になるか、またはタンパク尿が出るなど異常が続く状態。心筋梗塞や脳卒中など心血管疾患の因子になる。

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2022年12月2日のニュース