鷺宮製作所・小孫、NTT西日本・平良との“楽天ドラフト対決”制した 8回1失点10奪三振

[ 2022年11月2日 05:00 ]

第47回社会人野球日本選手権大会・第3日1回戦   鷺宮製作所5―1NTT西日本 ( 2022年11月1日    京セラD )

<NTT西日本・鷺宮製作所>鷺宮製作所・先発の小孫(撮影・奥 調)
Photo By スポニチ

 第47回社会人野球日本選手権大会は、1回戦3試合が行われ、鷺宮製作所は楽天からドラフト2位指名を受けた小孫竜二投手(25)が8回1失点10奪三振と好投。同じ楽天からドラフト5位指名を受けた平良竜哉内野手(24)を擁するNTT西日本を5―1で下した。

 大事な初戦で勝つだけではなく、自己最速を初回に更新して圧倒した。楽天ドラフト2位指名の右腕・小孫が8回を5安打1失点。2桁10三振も奪った右腕は、同5位のNTT西日本・平良との「楽天対決」も制した。

 「いつも通りにピッチングができました。まずは、勝てたことが本当に良かった」

 初回からフルスロットルだった。2死無走者で156キロを計測し最速を1キロ更新。2回は先頭の平良を低めいっぱいの155キロで見逃し三振に封じた。5回先頭でソロ本塁打を浴び先制されたが、さらなる失点を重ねず、8回にも154キロをマークした。楽天・沖原佳典スカウトも「腕が振れているし、何の心配もしていない」と頼もしそうに見つめた。

 2回戦の相手はヤクルト1位指名の右腕・吉村を擁する東芝。投手戦も予想されるが、小孫は「チーム全員で強い気持ちで勝ちにいく」と、きっぱり。優勝はもちろん、社会人No・1投手の座も譲らない。(北野 将市)

続きを表示

2022年11月2日のニュース