落合博満氏 ヤクルト敗因は「村上がうまいこと機能しなかった」

[ 2022年10月30日 23:41 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が30日、NHK「サンデースポーツ」(後9・50)に出演。オリックスがヤクルトを下して、26年ぶり5度目の日本一に輝いた第7戦について解説した。

 ヤクルトは1点ビハインドの5回に4失点して試合の流れを明け渡してしまった。落合氏は5回無死一塁から宮城の遊撃前へのバント安打、続く太田にも三塁前のバント安打されたことについて「あのバント守備2つは致命的でしたね。ピッチャー(サイスニード)がバント守備に参加していないでしょ。(投球後の体勢が)一塁側に振られるというのもあるんだけど」と解説。特に無死一、二塁からの太田の三塁前のバントについて「サードというのは、ここの判断が一番難しいのであって、自分で獲りに行けばいいのか、(三塁)ベースに戻ればいいのか。この判断の誤り。ほんとの一瞬の判断の仕方によって、こうも戦況が変わるかというような。だから一番悔いているのは村上でしょう」と語った。

 2勝をシリーズ序盤をリードしながら、4連敗で、連覇はならなかった。ヤクルトの敗因について「シーズン中にやっぱり村上に引っ張られてきた打線ですから、その村上がうまいこと機能しなかったということが一番の敗因なんだろうと思います」と語った。村上は全7試合に4番を務め、26打数5安打、打率.192、1本塁打、5打点に終わった。

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2022年10月30日のニュース