オリ 水本監督代行が“歴史的白星” 1軍出場経験ない指揮官54年ぶり 宮城がプロ初完封で導いた

[ 2022年8月27日 16:29 ]

パ・リーグ   オリックス6-0西武 ( 2022年8月27日    京セラD )

<オ・西>水本監督代行にウイニングボールを手渡そうとする宮城(左)(撮影・岸 良祐)
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 オリックスが27日の西武戦に6-0で勝利。先発の宮城がプロ初完封を飾った。

 試合は初回に宗が先制2ラン。その後も吉田正らの適時打で加点し、リードを宮城が9回4安打無失点で守り切って、プロ初完封となった。

 また、オリックスの監督代行を務めた水本ヘッドコーチは“歴史的な白星”を挙げた。中嶋監督がコロナ感染したことを受けて、監督代行として指揮を執った水本ヘッドは、89年にドラフト外で広島に入団し2年間で現役引退。16年から5年間、広島の2軍監督を務めた経験はあるが、NPB球団に在籍して1軍未出場の選手が監督代行として指揮を執るのはプロ野球初。外国人指導者を除いて、1軍戦出場経験のない人物が1軍を指揮したのは、プロ経験のない藤本定義監督が68年に阪神を率いて以来54年ぶりになる。

 過去、プロ経験のない監督ではほかに54年に中日を日本一に導いた天知俊一監督や、61、62、65年の3シーズン国鉄、サンケイ(現ヤクルト)を指揮した砂押邦信監督らがいるが、水本コーチのように現役選手を経たケースは異例で、歴史的な白星ともいえる。

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