【甲子園】高松商・浅野翔吾 高校通算67号2ランなどプロ注目・山田から3安打、試合後にプロ志望明言

[ 2022年8月18日 14:23 ]

第104回全国高校野球選手権第12日・準々決勝   高松商6―7近江 ( 2022年8月18日    甲子園 )

<近江・高松商>3回1死一塁、高松商・浅野は同点の中越え2ランを放ちガッツポーズ(撮影・井垣 忠夫)
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 3大会連続22回目出場の高松商(香川)が今春の選抜準優勝で4大会連続16回目出場の近江(滋賀)と対戦し、6―7で惜敗。52年ぶりの4強入りはならなかった。今秋ドラフト上位候補の浅野翔吾外野手(3年)は「1番・中堅」で、同じくドラフト上位候補の近江・山田陽翔(はると=3年)投手から中越え2ランを放つなど3安打した。

 初回無死の第1打席でフルカウントから外角カットボールを左翼線二塁打すると、2点を追う3回1死一塁の第2打席、1ボール1ストライクからの直球を完ぺきに捉えた打球を弾丸ライナーで中堅フェンスを越える同点2ラン。高校通算67本塁打とした。5回2死一塁の第3打席はフォークを叩いて左前打し、7回1死一、二塁の第4打席は申告敬遠された。迎えた1点を追う8回1死一、二塁の第5打席は、山田が緊急降板し、左腕・星野世那(3年)と対戦し、左飛に倒れた。

 試合後には、昨夏の甲子園大会中に連絡先を交換し、SNSで連絡を取り合う“球友”の山田から「ナイスバッティング」と声をかけられた浅野は、プロ志望を明言していた。四国の高校生野手がドラフト1位指名されれば02年の明徳義塾・森岡良介以来20年ぶり、香川の高校生野手では初となる。

 ◇浅野 翔吾(あさの・しょうご)2004年(平16)11月24日生まれ、香川県出身の17歳。屋島小3年から野球を始め、屋島中では軟式野球部に所属し3年時に全国大会8強。U―15日本代表に選出。高松商では1年夏の県独自大会から背番号19ながら3番・右翼手。2年夏に甲子園出場。高校通算67本塁打。50メートル走5秒9、遠投110メートル。1メートル71、86キロ。右投げ両打ち。

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