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巨人・丸 千金V弾 将棋の地・山形で会心一手 ゴキゲン3戦連発

[ 2022年6月29日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人6―2中日 ( 2022年6月28日    山形 )

<巨・中>5回、2ランを放ち元木コーチ(右)とタッチする丸(撮影・白鳥 佳樹)
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 球界屈指の将棋通である巨人・丸。将棋と縁が深い山形で気分が上がらないわけがない。将棋駒生産で有名な天童市に前泊。宿舎にあった巨大な将棋盤で、もちろん指した。

 「勝ちました。そういう(将棋の)部屋を気を使って手配してくれたので、それを含めてテンションが上がりました」。捕手の喜多と対局し勝利。5年ぶりの開催となった山形での試合では、5回に決勝の16号2ランを放って勝利に導いた。

 一手ごとに状況が変わる将棋と同様に、競った展開の中での「最善手」だった。2ボール1ストライクから、左腕・小笠原が3球続けてきた直球を強振。「追い込まれたらまた考えればいい。有利な心理状況を出すことができた」と相手バッテリーの指し手を読み切り、右翼席へ3試合連発となる孤を描いた。

 ハマったものはとことん突き詰める。将棋の魅力を「やり切ることがないと思う」と語る。きっかけも最初は弱かったから。本を買い、オフは洗濯物を干しながら将棋の動画で研究した。好きな駒は「それはプロ棋士の人に聞くことですよ」と苦笑したが、昨春キャンプでは丸が「竜王」と呼ぶほど強い炭谷(現楽天)との対局を球団が生配信。本格さでファンを驚かせた。

 前日には将棋と野球の共通点について「あると思う。野球というか、人生の縮図というか。動かし方というか」と語った原監督。動かすことなく、仕事を果たした2番打者の読みを「丸に任せたという部分で、いいバッティングをしてくれた」と評価した。丸自身は高卒1年目だった08年のフレッシュ球宴以来の14年ぶりの球場で、巨人ファンに白星をプレゼント。「その時、その時の状況だったりを頭の中で整理しながら、やることは変わらない」。自力優勝の可能性は消えたがまだ前半戦、投了には早すぎる。一戦一戦、詰めていく。(小野寺 大)

 《プロ野球将棋王決定戦 20年は準優勝、昨年は「エラー」》丸はプロ野球選手の将棋王を決める「プロ野球最強将棋王決定戦」(スポーツニッポン新聞社、ドワンゴ主催)に2年連続で出場している。20年12月の第1回では第1局で安田(ロッテ)に98手で勝利。決勝で平田(中日)に敗れたものの準優勝に輝いた。昨年12月の第2回では、第2局で嶺井(DeNA)の王手を見逃す反則負け。「攻めばかり考えて自分の王を見ていなかった。エラーです」と悔しがった。大会は平田が連覇している。

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