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虎史上初の屈辱、延長2被弾で今季6度目サヨナラ負け アルカンタラ大誤算…コイに9連敗

[ 2022年6月23日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神4ー5広島 ( 2022年6月22日    マツダ )

<広・神>11回、サヨナラ本塁打を浴びてガックリと引き揚げる阪神・アルカンタラ(撮影・北條 貴史)
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 阪神は22日、広島戦で今季6度目のサヨナラ負けを喫した。1点優勢の延長10回から矢野燿大監督(53)が投入したラウル・アルカンタラ投手(29)が誤算で、10回に坂倉に同点弾、11回に宇草にはサヨナラ被弾。開幕から広島戦の連敗は1分けを挟んで悪夢の9連敗だ。指揮官は試合後、守護神の岩崎優投手(31)を、きょう23日に昇格させることを明言した。

 右翼スタンドに伸びた2つの放物線が、阪神の勝利も、引き分けすらも吹き飛ばした。1点を勝ち越した直後の延長10回。「リフレッシュ抹消」中の岩崎の代役守護神を務めるアルカンタラがマウンドに上がった。勝利の締めくくりを任せた矢野監督。ところが…。今季被弾0だった右腕が、いきなり先頭の坂倉に右越え同点ソロを被弾。11回には2死から伏兵の宇草にサヨナラ弾を浴びた。

 「後から振り返ればいろいろある。それは仕方ない」

 勝利を目前で逃した指揮官が言葉を絞り出した。またも待望の今カード初勝利を逃した。2回に先制を許した後は、味方が得点すればすぐに取り返される展開。それでも7回に追いつき、延長10回に初めてリードを奪った。勝ちたい、勝たなければいけない試合だっただけに、ショックは大きかった。

 延長に入って許した2点がソロ本塁打だけに悔やまれる。10回の坂倉には2ボールからストライクを取りにいった内角真っすぐを振り抜かれた。11回は代打・堂林、曽根を連続三振に仕留め、2死走者なしで今季本塁打がなかった宇草。“万が一”の一発だけを警戒したかった場面だったが、初球真っすぐが甘く入り、文句なしの一発を右中間に運ばれた。

 本来の守護神の岩崎は、疲労回復のため、交流戦終了翌日の13日に出場選手登録を抹消した。再登録可能になるのがきょう23日。矢野監督も試合後に「上げる」と昇格を明言した。ただ、再合流を前にその“弱点”がモロに出てしまう皮肉な結果となった。

 「元気に帰ってきてくれると思う。(岩崎)優にはずっと頼っているけど、そういうポジションにいる投手なのでまた頑張ってくれたらと思います」

 努めて前向きに話した指揮官。チームが延長戦で複数本塁打を許したのは50年の2リーグ制以降では初の屈辱。そして約2カ月ぶりの3連敗。何より広島からはまだ1勝もできていない。相性の悪さを象徴するようなサヨナラ負けとなってしまった。(山添 晴治)

 ○…阪神は今季6度目のサヨナラ負け。延長戦は8度目で1勝6敗1分けで、アルカンタラが10回坂倉の同点ソロと、11回宇草のサヨナラソロの2被弾。阪神が延長戦で複数被弾は50年の2リーグ制以降では初の屈辱となった。

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