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【夏にカケル 高校野球地方大会注目球児<3>】日本航空石川・内藤鵬三塁手 “ゴジラ超え”で羽ばたく

[ 2022年6月23日 06:00 ]

日本航空石川・内藤鵬

 天性の飛ばし屋が見据えるのは“ゴジラ超え”だ。日本航空石川の三塁手・内藤鵬(3年)は高校通算48本塁打(20日時点)を誇り、2年春の石川大会では計5本塁打の大会記録を樹立した右のスラッガー。プロも熱視線を送る今秋のドラフト候補は、まだ見ぬ聖地へ思いをはせる。

 「去年の夏の悔しさが強い。接戦で勝ちきるのが理想。そのためにも、自分のバットで貢献したい」

 昨夏石川大会は準決勝で金沢に9―10で敗れ、甲子園出場はならなかった。9回に5点差をひっくり返すも、サヨナラ負け。自身も5打数1安打で不完全燃焼に終わった。届きそうで届かなかった夢舞台。今年こそ自慢の打棒でたぐり寄せる。

 春夏秋の石川大会で通算本塁打12本の記録を持つのが、ヤンキースで世界の頂点に立った松井秀喜氏。内藤は現時点で8本を誇り、記録を狙える位置につけている。冬の練習では数は決めず、「納得いくまで」とにかく振り込んだ。スイングスピードはプロ顔負けの161キロ。今春石川大会後からは打撃マシンの球速を160キロに設定して打撃練習を繰り返しており、速球対策もバッチリだ。「あまり考えないようにはしていますが、自分のやることをやって、記録が更新できたらいい」。偉大なゴジラに近づくたびに、聖地との距離も縮まる。

 「鵬」の名は、古代中国の伝説の鳥にちなんで名付けられた。甲子園で伝説となり、高いステージへ羽ばたいていくためにも、まずは石川の頂点を譲るわけにはいかない。(北野 将市)

 ◇内藤 鵬(ないとう・ほう)2004年(平16)10月5日生まれ、愛知県名古屋市出身の17歳。浦里小5年から六田ファイターズで野球を始め、千鳥丘中学では東山クラブで全国準優勝を2度経験。日本航空石川では1年秋から背番号5でベンチ入り。憧れの選手は中田翔(巨人)。1メートル80、100キロ。右投げ右打ち。

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