ヤクルト浜田「何とか1本」「ヒデキとソウマには負けられない」前夜の途中交代バネに決勝の6号2ラン

[ 2022年6月22日 21:34 ]

セ・リーグ   ヤクルト7―3中日 ( 2022年6月22日    バンテリンD )

<中・ヤ>決勝ホームランを放った浜田(左)はつば九郎(右)とハイタッチ(撮影・椎名 航)
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 ヤクルトの浜田太貴外野手(21)が中日戦(バンテリンD)の6回に決勝点となる6号2ランを放ちチームを勝利に導いた。前を打った6番・中村が自己最多の5打点と大暴れ。6、7番で全7打点を叩き出し12安打の打線をけん引した。

 敵地でのヒーローインタビュー。照れ笑いを浮かべた浜田は「うれしいです。(6回の打席では)何とか後ろのバッターにつなごうと思いました。感触は良かったので入ってくれてうれしかったです」と21歳らしく素直に喜びの思いを口にした。

 前日21日には「5番」で先発も3打数無安打で途中交代。「前日は情けなかったので、今日は何とか1本打ちたかった」と悔しい思いをバネに結果を出した。ベテランや中軸の活躍だけでなく、若い力が次々と結果を出す現在のヤクルト。インタビュアーに若手のチーム内での競争に「負けられないですね」と話を向けられると「ヒデキ(長岡秀樹)とソウマ(内山壮真)には負けられないと思います」と力強く宣言した。

 濱田、長岡、内山の活躍がさらにヤクルトの独走を加速させる。

 5回に先発の原樹理が2点を失い同点に追いつかれた直後の6回だ。先頭の村上が二ゴロに倒れた後に相手先発が松葉から2番手・祖父江に交代。続くオスナが中前打、中村が空振り三振で2死1塁で打席に立った浜田は、祖父江の初球133キロ外角低めのスライダーをうまく捉え、打球は左翼フェンスぎりぎりに飛び込んだ。19日の広島戦以来となる2戦ぶりの一発。「打ったのはスライダーです。昨日、今日と結果が出ていなかったのでなんとか1本打ちたかった。うまく拾うことができました」という気持ちで放った勝ち越し6号2ランに笑顔で弾むようにダイヤモンドを1周した。

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