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巨人・中山礼都が高卒2年目初V打 坂本不在のショートで坂本以来 プロ初打点で首位0差ピタリ

[ 2022年5月20日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人2ー1広島 ( 2022年5月19日    東京D )

<巨・広>7回、中山が勝ち越しの適時打を放ち塁上で笑顔でガッツポーズ(撮影・篠原 岳夫)
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 巨人の高卒2年目・中山礼都内野手(20)が19日、広島戦の同点の7回1死二塁からプロ初打点となる勝ち越し中前打を放った。球団野手の高卒2年目までの決勝打は07、08年の坂本以来。ポスト坂本候補に挙がる若き遊撃手が、チームを3連勝に導いた。ヤクルトが勝ったため首位浮上とはならなかったが、若武者の奮闘でゲーム差なしの2位をキープした。

 感情を爆発させた。二塁へ滑り込んだ中山が、膝立ちのまま2度、ガッツポーズ。「物凄くうれしかった。ベンチの先輩方も凄い喜んでくださったので、素直に気持ちを表現しました」。2週間前のプロ初安打の時は笑わなかった男が、立ち上がるよりも先に喜びをあらわにした。

 尊敬する坂本のようにチャンスをモノにした。同点の7回1死二塁。燃えると同時に頭は冷静だった。「ランナーがマス(増田大)さんで、内野の間を抜けば点が入ると思っていた。大きな当たりは狙わずに自分のバッティングをした」。フルカウントから、真ん中低めの130キロチェンジアップに食らいつき中前へ。プロ初打点、初タイムリーが決勝打。高卒2年目までの球団野手では、憧れ続ける坂本以来となった。

 遊撃手となったきっかけは背番号6だった。初めて東京ドームで観戦した小2の時から大の巨人ファン。打てる遊撃手・坂本勇人に憧れた。その坂本はプロ2年目に、遊撃のレギュラーだった二岡(現2軍監督)が故障で離脱している間に頭角を現し、スターの道を駆け上がった。その坂本は右膝を痛めて離脱中も、復帰目前。「勇人さんが帰ってきてからもずっと試合に出続けたい」とアピールを続けている。

 高卒2年目とは思えないほどの覚悟を持って今季に挑む。オフには「ショートのレギュラーを獲りたい」と挑戦状を叩きつけた。レベルアップのため年末年始も休まずトレーニングし「ポスト」ではなく定位置を本気で狙った。入団時に「勇人に匹敵するものを持っている」と評価していた原監督も、「一振りで決められるというところにね、非凡さというものが見えますね」と目尻を下げた。

 初のお立ち台に「緊張した」と初々しく笑ったが「課題もたくさんあるので、もっとよくなるように」とすぐに表情を引き締めた。ここからが勝負と、分かっている。(小野寺 大)

 ≪2戦連続マルチ≫中山(巨)が2戦連続のマルチ安打。2本目となった7回の中安打ではプロ初打点を挙げ、初の勝利打点も記録した。巨人で高卒2年目以内に決勝打は、15年4月11日ヤクルト戦で投手の田口(現ヤクルト)が打って以来。野手では07、08年坂本が1、2年目に合計4本打って以来14年ぶりとなった。

 【中山 礼都(なかやま・らいと)】☆生まれ&サイズ 2002年(平14)4月12日生まれ、愛知県出身の20歳。1メートル82、82キロ。右投げ左打ち。

 ☆球歴 高蔵小1年時に野球を始める。中京大中京では2年秋に中日・高橋宏らとともに明治神宮大会優勝など、新チーム結成後公式戦28戦無敗。

 ☆車と競走 中学2年時から実家前の道路で、通りがかった車と短距離走。リオ五輪400メートルリレーの銀メダリスト・山縣亮太の影響で始め「(運転手も)びっくりしていたんじゃないですかね」。

 ☆名前の由来 イチロー氏をはじめ右翼に超一流選手が多いという理由から「らいと」。

 ☆父と二人三脚 小学生時代から、父・慎也さんとのティー打撃を自宅で繰り返した。

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