日テレ河村アナ急死 巨人・原監督「知識も非常に豊富でエネルギッシュ…私も圧倒」思い出話で悼む

[ 2022年5月16日 19:39 ]

巨人・原監督
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 日本テレビの河村亮アナウンサーが14日に脳出血のため都内の病院で死去していたことが16日、分かった。54歳だった。同局によると「体調を崩して入院していた」という。通夜、告別式は親族や関係者のみで営まれる予定。

 巨人戦や箱根駅伝での名実況、「ウッチャンナンチャンのウリナリ!」などバラエティー番組での名調子など、様々なジャンルで「声」を武器に活躍してきた河村さん。特に巨人戦の中継では「痛烈!一閃!」などの名文句でファンのみならず、選手たちにも愛された。

 巨人の原辰徳監督(63)も追悼コメントを発表。原監督は「日本テレビを代表するすばらしい実況アナウンサーでした。競技に対する知識も非常に豊富で、エネルギッシュな取材の前には、私も圧倒されるような思いをしたことを昨日のことのように思い出します」と河村さんとの思い出を振り返った。そして「突然の訃報に、ただただ驚くばかりです。ご冥福を心よりお祈りいたします」と巨人の“同志”河村さんの54歳という早すぎる旅立ちを悼んだ。

 河村さんは1967年6月、神奈川・茅ヶ崎市生まれで、新潟高から早大政経学部を経て91年に日本テレビに入社。プロ野球や箱根駅伝などのスポーツ実況に加え、バラエティー番組でも活躍した。2007年の箱根駅伝の実況の際、順大の今井正人選手が5区で芦ノ湖にトップでゴールする際に、「今、山の神、ここに降臨!その名は今井正人!」と実況。野球では2013年5月5日の「長嶋茂雄&松井秀喜W国民栄誉賞!独占生中継スペシャル」で実況を務めた。

 最後のテレビ出演は3月3日にBS日テレで放送された巨人―西武のオープン戦で、巨人側の中継リポーターを務めた。ラジオは3月19日にラジオ日本放送の「日テレアナ・ザ・ワールド!」に出演したのが最後となった。

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