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阪神・ウィルカーソン、本業だけやないで!6回1失点2勝に加えてバント2度とも成功 猛練習の成果出た

[ 2022年5月16日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神8-1DeNA ( 2022年5月15日    横浜 )

<D・神>5回、ウィルカーソンはスクイズを決める(撮影・平嶋 理子)
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 初登板から全登板5回以上2失点以内に抑えている阪神・ウィルカーソンが“安心安全”の投球で2勝目を挙げた。

 「今日は全体的に良かった。しっかりとした良いフォームで投げることができたし、コントロールも大きなミスがなかった」

 1点を失った4回、なお無死一、三塁でも宮崎を遊飛、戸柱を浅い左飛に仕留めるなど追加点を与えず踏ん張った。「今日はあれだけ援護点もありましたし、味方を信じて投げることができたのでよかった」。要所を締める6回1失点の投球もさることながら、光ったのは打席での渋いパフォーマンスだ。

 2回1死一、二塁で投前犠打を決めて先制点につなげ、5回1死一、三塁では一塁へセーフティースクイズを敢行。「糸井さんのようなベテランが頭脳的というか、素晴らしい走塁で1点を取れた」。三塁走者・糸井の巧みな走塁もあって貴重な追加点を挙げ、来日初打点も付いた。

 「みんなにホームランを期待されることはあるんですけど、打席に立つ以上はできるだけ三振だけしないように。バントは転がせばいいし」。19年には救援登板後の打席で左越え本塁打した経験もある。「犠打」に向き合ったのは来日後だ。

 米国では先発前日の打撃練習で「少しやるぐらい」。初勝利を挙げた4月16日の巨人戦で来日初犠打に成功。翌日の試合前練習ではクールダウンを終えるとその足で一塁側のマシンに歩み寄り、30分以上もバント練習を試み中野らにも助言をもらった。「これからうまくなっていかないとね」。その日を境に練習後にバットを持って室内に消える姿を青柳、秋山ら同僚が何度も目撃している。

 地道な努力でマウンド以外でも“日本流”に適応し、この日も2度とも初球に決めた。「チーム全員で勝ち取った1勝なのでうれしい」。白星とは別の、大切なものもかみしめた一日になった。(遠藤 礼)

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