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阪神・佐藤輝、今季初2発で連日の大勝!同期・中野が前日2発「僕を刺激した」パワーでは負けられない

[ 2022年5月16日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神8-1DeNA ( 2022年5月15日    横浜 )

阪神・佐藤輝
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 阪神・佐藤輝明内野手(23)が15日のDeNA戦で昨年8月17日の同戦以来、通算3度目のマルチ本塁打を放った。2点優勢の3回1死で右翼ポール際へ先月29日の巨人戦以来、52打席ぶりの8号。6回先頭ではバックスクリーン右へ9号を打ち込んだ。同期入団で前日に2本塁打した中野に触発され、2戦連続の大勝に貢献した。

 やはり佐藤輝には豪快なアーチがよく似合う。しばらく遠ざかっていた16日ぶりの感触、そして、余韻を佐藤輝はかみしめた。

 「早く打ちたいなと思っていた。2本出てよかった」

 3回1死で東の初球、内角高め141キロを一閃(いっせん)。昨季苦しんだ内角高め付近を狙い澄ましたように仕留めた。圧巻の放物線を描き、右翼ポール際のスタンド中段まで到達。菅野から特大弾を放った先月29日の巨人戦以来52打席ぶりの8号で、40打席目だった1号を上回る今季最長のブランクを破った。

 さらに5点リードの6回先頭では、左腕・田中健の143キロ直球をバックスクリーン右へ運んだ。複数本塁打は昨年8月17日の同じDeNA戦以来、271日ぶり。昨季場外弾を放った横浜スタジアムでは今季も打率・500(18打数9安打)、3本塁打で相性抜群。「理由ですか?横浜のおいしい食べ物です。納豆卵ご飯を食べています」。豪快に笑い飛ばした。

 前日は3安打で貢献しながら、2本塁打(2、3号)を含む4安打の中野に“主役”の座を譲った。俊足が売りの同期が見せた強打の大暴れ。しかも、自らのお株を奪うような本塁打ショーに、心は奮い立っていた。

 「そうですね…。僕を刺激しましたね。ホームランだけは負けてられないんでね。数も迫られたので、離せてよかった」

 1年目は選手寮から甲子園への行き帰りを共にし、中野も「ずっと移動などで一緒にいることが多く、私生活から彼のいろんなところを知ることがあった。野球では本当に刺激をもらっている」と意識し合う仲。「テルタク」の躍動で2日連続の大勝を引き寄せた。

 「いっぱい打てば、チームも勝てるので、もっとこういう試合を増やしたい。野手の方でしっかり点を取って、勝ちたいと思う」
 帰りのバスに乗り込む際には「勝ちたいんや!」と言い残した。今は亡き闘将・星野仙一が猛虎を優勝へ導いた03年当時の名言と知ってか知らずか。2年目にして打線の中核を担い、風格すら漂う背番号8。勝利への飽くなき渇望を胸に、自らの一振りで反攻の先陣を切る。(阪井 日向)

 試合後、阪神・佐藤輝との一問一答は以下の通り。

 ――1本目は初球の直球。よく飛んだ。
 「しっかり狙いを絞って一発で仕留められて良かった」

 ――大学時代に一番凄い投手と言っていた東から一発。
 「プロの舞台でリベンジできたのは、凄いうれしいです」

 ――初回の打席で3球ファウルの後、変化球で三振に倒れた。その打席が伏線になったか。
 「あの打席は、しっかり真っすぐに合わせて振りにいけたので、よかった」

 ――2本目はセンターへ。手応えは?
 「行ったかなと思ったけど、ぎりぎりだったんで、パワー不足ですかね」

 ――8回の打席は3本目を意識したか。
 「特に意識はなかったけど、凡退しちゃったんで。練習します」

 ――本塁打が約2週間出ていなかった。気にしていなかったか?
 「まあ、ヒットは出ていたので。それほど焦りはなかった。でも(ホームランを)打ちたいというのはあったんで、よかったです」

 【佐藤輝の複数本塁打】

 ▽21年5月28日西武戦 2回に高橋のフォークをソロ。6回には再び高橋から直球を左中間席に運んだ。同点の9回にはギャレットの直球を決勝3ラン。「3本の中で一番感触が良かった」。新人の1試合3発は、58年巨人・長嶋茂雄以来63年ぶりだった。

 ▽同8月17日DeNA戦 3回に浜口から21号ソロ。6回には自身初の2打席連発となる左中間への22号決勝ソロ。22本塁打は69年田淵幸一の球団新人記録に並び、左打者では46年のセネタース・大下弘の20本を超える新人最多記録とした。

 【メダル制作の女性もビックリ】「虎メダル」は今季からファンにアイデアを募集しており、今回、佐藤輝の首にかけられたのは大阪市在住の女性が制作したものだった。報道陣の取材に応じて「使っていただけただけでもうれしいのに、イチ推しの佐藤輝明選手にかけていただけて、もうホントびっくりしかないです」と大感激。材料は100均ショップやホームセンターなどで調達し、回転式にこだわった力作。前日2発の中野が首からかけたものに比べて2倍ほど大きく、佐藤輝も「凄い、回っていたんで。よく作ってくれたなと」と満足顔だった。

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