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「ちむどんどん」2勝目 オリ宮城 故郷・沖縄本土復帰50年の日に花添える「野手の方々に感謝したい」

[ 2022年5月16日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス8-5ロッテ ( 2022年5月15日    京セラD )

<オ・ロ>6回、中川圭の満塁走者一掃三塁打に、ファンとともに喜ぶ宮城(撮影・北條 貴史)
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 内容に満足できなくとも、オリックス・宮城は確かに故郷の節目に花を添えた。沖縄本土復帰50年の「5・15」。運命的に登録外から中10日の復帰戦が巡ってきた。6回1/3を5失点。耐えて2勝目をつかんだ。

 「あまり内容もよくないので。できたら、もっと、いい活躍をしたかったです」

 懸命に腕を振る左腕の背中を見れば、誰もが勝たせたくなるはずだ。2―0の5回にエチェバリアの左翼線適時二塁打などで3点を失った直後の攻撃で紅林、伏見の連続適時打で逆転に成功。援護に応えるように直後の6回はマーティン、山口、岡を3者連続三振に退けた。

 「自分自身としては反省するところしかないので、次に向けて一生懸命やりたい。今回、野手の方々にたくさん点を取ってもらって、感謝したいです」

 沖縄県宜野湾市出身。自宅近くには辺野古移設問題に揺れる普天間基地がある。「ヘリコプターとかの音が大きいなっていうくらい。生まれた時からずっとあるもので、僕は普通だと思っていました」。米軍機が頭上を飛び交うのは日常だった。その郷土の記念日に4月20日以来、25日ぶり白星を飾った。

 NHK朝の連続テレビ小説「ちむどんどん」は沖縄言葉でワクワク、ドキドキの意味。「方言しゃべらないので、意味は全然分からないです」とはにかんだ。首位・楽天とは10ゲーム差あっても、まだ5月半ば。昨季リーグ優勝の原動力となった左腕がこれから“ちむどんどん”な展開を演出する。(湯澤 涼)

 ▽ちむどんどん 4月11日から放送されているNHKの朝の連続テレビ小説。沖縄方言で「胸がわくわくする気持ち」を意味。主演は黒島結菜。

 ▽沖縄県とプロ野球 県出身者で初のプロは1950年に東急と契約した投手の金城政夫。初の勝利投手は64年の安仁屋宗八で、広島と阪神で計119勝を挙げた。本土復帰後の79年に日本ハムが春季キャンプを初めて名護市で実施し、その後は県内の他の自治体も積極的に誘致。現在は阪神や巨人など9球団が拠点を置く。現役では西武・山川、ソフトバンク・東浜にタイトル獲得経験があり、20年の西武・平良、21年のオリックス・宮城と2年連続でパの新人王を輩出した。

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