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MLBがNFTゲームに進出 野球カードとファンタジーベースボールが合体

[ 2022年5月13日 14:53 ]

 MLBがパリに拠点を置くNFT(非代替性トークン)ゲームの会社「ソラーレ」とパートナーシップを結んだと12日(日本時間13日)に発表。複数の米メディアが報じた。

 この夏から無料ゲームを提供、野球ファンに長年親しまれてきた野球カードとファンタジーベースボールが合体した形になる。ファンタジーベースボールでは参加者がドラフト会議で選手を取っていくが、このゲームでは加入したユーザーが、MLBの選手のNFTカードを集め、トーナメントで勝つためのロースターを作っていく。勝ち負けはファンタジーベースボール同様、持っている選手が日々の試合でどれだけ活躍したかによる。

 個々のカードは他のユーザーと売買できるが、人気があったり、活躍した選手のカードは価値が上がる。取り引きはドルか暗号通貨で行う。2018年創業のソラーレはファンタジーサッカーゲームで急成長。ドイツのブンデスリーガなど各国の約250チームとパートナーシップを結んでいる。既に世界185か国に180万人のユーザーがいて、21年は3億2500万ドル(約419億円)にのぼるカードの取り引きがあり、22年はその額が2倍に膨らむ見込みだという。

 MLBの狙いは若年層にこのゲームを広め、ファンを増やすことだ。ロブ・マンフレッドコミッショナーは「ファンとの関係作りが大切。ソラーレは絆を育むことの重要性を理解している。新しいイノベーションでスポーツとテクノロジーとゲームを結びつけ、ファンにゲームの一部を所有してもらう形。ユニークな考えで、国境を越えていくこともできる」と発表した。

 選手組合のトニー・クラーク専務理事も「選手のカードを集めて強いラインナップを作り世界中のファンと競う新しいゲーム。エキサイトしている」とした。人気選手のカードは値段が高騰する。サッカーではクリスティアーノ・ロナウド選手のNFTカードが40万ドル以上で取り引きされたそうだ。この秋には「大谷翔平選手のカードが最高額で取り引き」とニュースになるかもしれない。

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2022年5月13日のニュース