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エンゼルス・大谷はカーブもフォームも二刀流 制球難でも「打者の反応見ながら」役割全う6回1失点

[ 2022年5月13日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス2-4レイズ ( 2022年5月12日    アナハイム )

<エンゼルス・レイズ>6回1失点の好投を見せた大谷(撮影・光山 貴大)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が11日(日本時間12日)、レイズ戦に「3番・投手兼DH」で先発し、6回2安打1失点、5奪三振と好投した。制球に苦しみながらも、通常のカーブより高速で鋭く曲がり落ちる「パワーカーブ」で打者を幻惑。右肘を下げたフォームからの横滑りのスライダーも効果的だった。チームは延長10回の末に敗れたが、投打だけでなく、カーブもフォームも「二刀流」を駆使し、役割を全うした。

 試合後。大谷は「体的にももちろんフレッシュな状態ではない。踏ん張りどころかなと思って投げていた」と疲労蓄積を明かした。4月22日から続いた20連戦の最終戦。中5日の登板でもあった。

 最速は99.2マイル(約160キロ)をマークしたが、直球の平均球速は96マイル(約154キロ)。今季平均97.2マイル(約156キロ)よりも2キロ遅く、直球による三振はゼロだ。ストライク率62%は今季2番目に悪い。スプリットも制御できず、2回にはキーアマイヤーに先制ソロを打たれた。それでも試合をつくった。

 「もう一回間違いを起こさないように、球種を選びながら投げた」。通常の110キロ台のカーブでカウントを整え、追い込んでからは最速83マイル(約134キロ)を計測したパワーカーブを多投。「打者の反応を見ながら。カーブも良かった。そっちの方が抑えられると思った」。5三振中、3つは今季ほぼ使っていなかったパワーカーブで奪った。6回2安打1失点。4月20日のアストロズ戦から取り入れている、右肘をやや下げて横の変化量を高めるスライダーも効果的で、自身も「(肘を下げるのは)わざとです」と語った。

 打者としては4回に一塁内野安打。張りを訴えていた右股関節への不安が「なくはなかった」状況で、今季5個目の盗塁となる二盗も決め「8割くらいで走っても、95%以上セーフになるような感覚があった」という。降板後にチームは一度追いつき、延長10回の末に敗れたが、投打で力を振り絞った。

 疲労が影響した投球について、ジョー・マドン監督には「少し人間ぽかっただけ」と独特な言葉でねぎらわれた。休養日を挟んで13日の敵地でのアスレチックス戦(日本時間14日)から6日間で7連戦。14日(同15日)のダブルヘッダーにも、いずれもDHで出場する見通しで、首位固めに向けて仕切り直す。(笹田 幸嗣通信員)

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