日曜日は中日の日　開幕5戦5勝で貯金1　登場曲も「日曜日」に変更の柳が3度目の日曜登板を7回無失点

セ・リーグ   中日4-0広島 （ 2022年5月1日    バンテリンD ）

＜中・広＞3勝目を挙げた柳は決勝打のビシエド（右）とガッツポーズ（撮影・椎名　航）
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　中日・柳の責任感が随所に出た131球だった。「ずっと苦しくて、球数が増えていたのも分かっていましたが、何球でも投げるつもりでした」。7回無失点で3勝目。再び貯金1をもたらした。

　既に92球を投げていた4回。打席へ向かう前に立浪監督に「球数は気にしないでくださいよ」と伝えた。6回で119球。1死二、三塁でも代打はない。立浪監督に「遠藤投手が打てるか？」と聞かれ「無理です…」と素直に答えた。4回は145キロ速球で見逃し三振だったからだ。

　立浪監督「3イニング目で球速は落ちてるよ」

　柳「じゃあ打ちます」

　立浪監督「ファーストストライクは打たせてやる」

　柳「じゃあ、真っすぐを狙います」。打席へ向かおうとしてベンチに戻り、「スライダーを狙います！」と言い直した。

　初球カーブをファウルして悔しがる姿を見て、立浪監督はスクイズなどの選択肢を捨てて強攻策を継続。2球目の141キロを中犠飛にして3点目が入り、「面白いですね。いまどき珍しいタイプですが、僕は好きですね」と喜んだ。

　日曜日は開幕から5戦5勝。うち3度は柳の先発日だ。今回も中8日を空けて合わせた。柳も打席での登場曲をback　numberの「日曜日」に変更。「これからも日曜日に投げることが多くなりそうですし、頑張りたいですね」。今季最多観衆3万1320人に約束した。（畑野　理之）