8試合で7本と絶好調、年俸39億円を蹴ったジャッジ裁判官の判断は正しかったのか

[ 2022年5月2日 10:50 ]

ロイヤルズ戦の第1打席でソロ本塁打を放ったジャッジ(AP)
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 ヤンキースのアーロン・ジャッジ(30)が打ちまくっている。1日(日本時間2日)のロイヤルズ戦に2番右翼で先発出場。1打席目に直球を叩いて、カウフマンスタジアムのセンターに飛距離138メートルの大ホームラン、5打席目はシンカーを打ってライトに120メートル弾。5打数2安打3打点で6-4の勝利に貢献した。

 本塁打は3試合連続で、8試合で7本と絶好調。今季8本塁打は全体2位、OPSは7位。チームも9連勝で16勝6敗、勝率・727はリーグトップだ。

 メジャー7年目のジャッジは開幕前まで、ヤンキースと契約延長の話し合いを続けていたが、7年、2億1350万ドルのオファーを拒否し、シーズン後にFA権を行使するとした。年平均3050万ドル(現在のレートで39億6896万円)は外野手としてはドジャースのムーキー・ベッツより少し上で、エンゼルスのマイク・トラウトの3554万ドルに次ぐもの。ジャッジ裁判官の判断に疑問符を付ける声も少なくなかった。ブライアン・キャッシュマンGMは「シーズンが終われば、交渉が再開する、その時に彼の本当の市場価値が分かるだろう」と話していたが、ジャッジがこの調子で打ち続けられれば、市場価値は上がり、判断が正しかったとなる。ところで、昨オフはロックアウトで調停交渉ができなかったため、ジャッジの2022年の年俸は未定。21年は1017万5000ドルだったが、ジャッジ側の要求は2100万ドル、球団側の提示額は1700万ドル。調停人がどちらを選ぶか、シーズン中に公聴会が開かれる。

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