入場料値上げの夏の甲子園 背景には暑さ対策、新型コロナウイルス感染拡大防止対策の費用増

[ 2022年4月28日 05:30 ]

全国高校野球選手権大会の入場料金                                     
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 日本高野連は27日、第104回全国高校野球選手権(8月6日から17日間、甲子園)の第2回運営委員会をオンラインで開き、3年ぶりの有観客開催と、全席種の入場料値上げを決めた。改定は4年ぶり。中央指定席が2800円から4200円、一・三塁指定席(大人)が2000円から3700円など、1.5倍~5倍に上がった。

 暑さ対策、新型コロナウイルス感染拡大防止対策の費用増が理由で、一般観客向けの入場券はネット販売で全席指定の前売りを決定した。19年までは中央指定席以外は自由席で、空席が生じればその都度、追加で販売していた。今回の全席指定席化で学校応援団以外の入れ替えはなくなり、総入場者数は減る見通しだ。

 また、20年の新型コロナウイルス流行後では春夏通じて初めて対面での組み合わせ抽選会の開催も決定。8月3日に大阪市のフェスティバルホールで予定し、今後の感染状況では変更の可能性もある。

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