生涯獲得サラリー449億円、シャーザーが説く、投手の土台作りの大切さ

[ 2022年4月26日 09:13 ]

メッツのマックス・シャーザー(AP)
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 メッツのマックス・シャーザー投手(37)がMLB公式頁のインタビューに答えている。

 マウンドでの猛々しいピッチングスタイルについては「高校時代のバスケットコーチの影響で、彼の下で我々は闘志剥き出しで、ディフェンスなど激しくプレーした。彼は大好きなコーチ」と説明。マウンド上で焦点を絞れていることについては「投げることだけに集中する。相手打線にも影響されない。ただ敵を攻撃する。他の誰からも余計な干渉は受けたくない」と話す。

 アナリティックに熱心と言われることについては「どの数字も鵜呑みにはしない。野球は数字だけではなく、感覚も大事。フィールドで実際に起こったことと、アナリティックをブレンドして見ないといけない」と説く。ただし「初球のストライク率の数字については誇りを持っている。初球からストライクを取るのが大好きで私のDNA」とのこと。近年若い投手でトミージョン手術を受けるケースが増えていることについては「球数が問題なのではなく、その後にいかにきちんと休みを取るかだ」と力説。「例えば80球で早めに降板させたとしてもそれで肩を守れたとは思わない。むしろ100球、110球、120球とリミットまで投げて、土台を作らないといけない。土台作りには時間がかかる。投げては回復させる、その繰り替えしだ。私が長く続けてこられたのはこの土台作りが上手く行ったから。19歳から22歳くらいまで、たくさん投げたけど、回復もしっかりできた。この方法が私には合っていた」と経験を明かした。

 シャーザーはメジャーで15年目、通算193勝は現役3位、投球回数2554回3分の2は3位、3043奪三振は1位。現在の3年契約を全うし24年まで投げれば生涯獲得サラリーは3億5105万ドル、現在のレートで449億円にのぼる。

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2022年4月26日のニュース