2大大会未出場のツネイシがNTT西日本に勝利、6年目の手束が同点ソロ「反応でうまく打てた」

[ 2022年4月15日 17:22 ]

社会人野球第64回JABA岡山大会   ツネイシブルーパイレーツ5―4NTT西日本 ( 2022年4月15日    倉敷マスカット )

<ツネイシブルーパイレーツ・NTT西日本>同点ソロを含む3安打を放ったツネイシブルーパイレーツ・手束海斗外野手
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 【社会人野球岡山大会 Aブロック】都市対抗と日本選手権の2大大会に未出場のツネイシブルーパイレーツが、1965年に都市対抗優勝経験があるNTT西日本を破った。

 入社6年目の手束海斗外野手(23)が長打で金星に貢献した。6回無死、カウント1ボール2ストライクと追い込まれながらも左中間席へ同点ソロ。

 「前の打席にチェンジアップで打ち取られていたのが頭にあったが、真っすぐなら対応できると思った。反応でうまく打てました」

 同点の8回は先頭打者で左翼線二塁打。犠打で三塁へ進み、中犠飛で勝ち越しの生還を果たした。

 「相手のセンターは肩が強いとわかっていたが、8回だったし行くしかないと思って」

 快勝も相まって、最後まで口調は滑らかだった。

 鳴門高では同期の河野竜生(日本ハム)とともに甲子園出場。2016年夏は甲子園開幕試合の佐久長聖戦で先制の決勝2ランを放っており、当時から持ち味の長打力を発揮していた。ツネイシと同じ中国地区のJFE西日本でプレーしていた河野の存在は励みになっている。

 「小学校の時から知っている仲。今は鳴門出身のプロも少ないので頑張ってほしい」

 この日も河野からプレゼントされたTシャツを着用。プロと社会人でステージは違うが、互いに自分の置かれた場所で輝きを放っていく。

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2022年4月15日のニュース