落合博満氏「オレから見れば今の12球団どこも練習してないよ」「優勝させるの難しくない」

[ 2022年4月15日 17:10 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が15日、YouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。プロ野球で優勝することは難しいことではないと語り、12球団にオレ流の“喝”を入れた。

 12球団一の練習量と前例にとらわれない指導方法で2004年から2011年まで中日を指揮し、4度のリーグ制覇、07年にはシーズン2位からポストシーズン9勝1敗で一気に下克上日本一に導いた落合氏。「優勝するというのはそんなに難しいことではない。6球団しかないんだから。世界を相手にしているわけじゃないんだから」と淡々と言ってのけた。

 実際、昨年のセパ両リーグは前年(2020年)最下位だったヤクルトとオリックスがリーグ制覇。落合氏は「どういうやり方をしたかは分からないけど、それが続くか続かないかは今年次第」と昨季リーグ王者の2球団が本当に強いチームになったか分かるのは今年のやり方次第と断言。「(昨年と)やり方が同じなのか、どういうやり方でシーズンに臨むのかっていうのはやってみなきゃ分からない」とした。

 続けて「俺は一番練習したところが優勝するんだと思うけどね。その練習の度合いが12球団千差万別だから」とあくまで前年の順位に関係なく一番練習したチームが優勝できるとの持論を強調。「優勝することは難しいことじゃない」と語った落合氏は(リーグには)6球団しかないプロ野球における“優勝に導く方法”は「一番練習すること」だとした。

 その上で「自分たちがここまで(練習を)やった、追い込んだっていうふうに言っても、人から見れば大した練習してないって言う人もいるだろうし」と話し、「だから、オレから見れば今の12球団どこも練習してないよっていうふうに見えちゃうもん」と現在のプロ野球界をバッサリ。豊富な練習量、経験と知識に裏付けされた打撃論で現役時代には3冠王を3度獲得し、中日監督時代には“常勝時代”を築いた落合氏には、今のプロ野球の現場は物足りなく映っているようだった。

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2022年4月15日のニュース