巨人・大勢 チーム試合数での最速10セーブなるか?15試合中8試合に登板し7セーブ

[ 2022年4月12日 05:30 ]

巨人の大勢    
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 異例のスピードだ。ルーキーの大勢(巨)は8試合に登板し1勝0敗7セーブ。78年角三男が自身59試合目(チーム129試合目)でつくった巨人投手の新人最多セーブ記録に早くも並んだ。新人のシーズン最多セーブは15年山崎(D)、昨年栗林(広)の37セーブ。両投手の10セーブ目は山崎が15試合目(チーム31試合目)、栗林は19試合目(同43試合目)で、いずれも記録したのは5月に入ってから。4月までに10セーブをマークしたのはプロ野球でも18年中崎(広)まで12人しかいない。最速記録は08年藤川球児(神)の10試合目(チーム19試合目)。開幕15試合を消化した巨人は今週5試合が予定されており、大勢はチーム試合数で10セーブ目の最速記録を狙う。

 もっとも、今季の大勢は大学時代の右肘骨折の故障歴もあり3連投はない。セーブを挙げた試合の登板時のスコアも3点差1試合、2点差5試合、1点差1試合。タフな1点差は1試合しかなく、まだ評価を下す段階ではなさそうだ。それでも4月までに2桁セーブを挙げた投手のうち、半数の6人が最多セーブのタイトルを獲得。08年藤川からは10人連続で30セーブをクリアしている。今季の大勢は8回を投げ奪三振は10(奪三振率11.25)。それも奪った三振は全て空振りと球威はある。力勝負でどこまでセーブを積み上げるか。今後の投球に注目したい。(記録課・宮入 徹)

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