福井工大福井が初優勝 センバツ高校女子野球 侍ジャパン栗山監督「感動」

[ 2022年4月4日 05:30 ]

<神戸弘陵・福井工大福井>優勝して記念撮影に納まる福井工大福井ナイン(撮影・郡司 修)
Photo By スポニチ

 第23回全国高等学校女子硬式野球選抜大会の決勝が3日、初めて東京ドームを舞台に開催され、福井工大福井が延長10回の末、神戸弘陵(兵庫)を2―1で下して初優勝した。

 福井工大福井は無死一、二塁から始まった10回のタイブレークで1死二、三塁とし、東ここあ主将(3年)の二ゴロが相手守備の乱れを誘い決勝点を挙げた。東は「女子高生らしい生活を全て犠牲にして厳しくやってきた。報われて良かった」と笑顔。同校男子野球部で主将を務めた中村薫監督(37)は「日本一を目標にやってきた。選手は成長してくれた」と目を細めた。

 ▼神戸弘陵・日高結衣(3年。昨夏の女子高校野球選手権大会、秋のユース大会に続く3冠を目指し、144球の熱投も力尽きる)東京ドームで投げることはわくわくした。最高の舞台に感謝したい。

 ≪栗山高にも女子野球部誕生≫侍ジャパンの栗山英樹監督が決勝を視察した。「感動した。東京ドームで戦えたことを選手は一生忘れないと思う」と両チームを称えた。自宅のある北海道栗山町に働きかけたことで、この4月から栗山高にも女子野球部が立ち上げられた。栗山監督は「(これからの野球界は)女子の野球は物凄く大事になってくる」とさらなる発展へ尽力する意向だ。

続きを表示

この記事のフォト

2022年4月4日のニュース