阪神・藤浪 尊敬する武豊に「感化されてます」 「うれしい」エールに感謝の白星を

[ 2022年3月24日 05:30 ]

ノックを受ける藤浪
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 感謝の白星を届ける。藤浪は、武豊騎手からのエールに目を通し「憧れで、尊敬する人からメッセージをもらえるのは素直に嬉しいです」と声を弾ませた。コロナ下前までは何度も会食する機会に恵まれ、プロとしての振る舞いや、崇高なマインドを吸収してきた。

 「豊さんに僕が野球の技術のことを話してもらことはもちろんないんですけど、いろんな話をさせてもらう中で、考え方を勉強させてもらってる。思考、物の捉え方…。(武豊さんから実際に言われた)“自分を特別だと思え”とかは今まで考えたこともなかった。目から鱗でしたね」

 18年12月からは武豊騎手がプロデュースする京都市内の「TAKE PHYSICAL CONDITIONING GYM」で汗を流す。「京都のジムも豊さんは、ほぼ毎日行かれてる。長くやってる中で50歳を超えても、もっとうまくなりたい、今だったら凱旋門賞取りたいとか。話を聞かせてもらう時も、そういう熱みたいなものをすごく感じる。心の火が消えていないというんですかね。あれだけの人がそれだけの挑戦をされてる。刺激という言葉で片付けるのは失礼ですけど、感化されてますね」。

 「自分と立場は違いますけど豊さんも勝てない時期はあったと聞きました。そういう中2013年のダービーを勝ったり。あの映像は今も見てます」とキズナに騎乗して制覇した13年のダービーの映像は、すり切れるほど見て活力にしている。

 武豊騎手も期待を寄せる開幕戦登板まであと1日に迫った。「最近は“来年は頑張ります”ばかり言ってるので…。良い成績、良い形でお会いしたいですね」。復活した姿で再会を果たす。(遠藤 礼)

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2022年3月24日のニュース