米野球界初の女性監督の顔面を打球が直撃 1Aタンパのバルコベック監督が負傷

[ 2022年3月24日 09:41 ]

顔面に打球を受けて負傷したヤンキース傘下、1Aタンパのバルコベック監督(AP)
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 メジャー傘下の球団で初の女性監督となっていたヤンキースの1Aタンパ(ターポンズ)を率いるレイチェル・バルコベック監督(34)が23日、フロリダ州タンパでの室内打撃練習中に顔面に打球を受けて負傷。脳振とうは引き起こしていないが、打球直撃による腫れが見られたために、チームドクターの指示に従って5日から7日間、静養することになった。

 「すべての状況を考えると私は幸運だった」と本人は語っており、一歩間違えれば危なかった悪夢のような1日。同監督は4月8日に米野球界では歴史的な“初陣”が待っているが、腫れがひいた段階で再度、医師の診断を仰ぐ予定になっている。

 バルコベック監督はクレイトン大(ネブラスカ州)とニューメキシコ大でソフトボールの捕手として活躍。ニューメキシコ大を卒業後はルイジアナ州立大で生体力学でも学士号を取得した。

 野球界でのスタートはカージナルス傘下のマイナーチームでトレーニングコーチとなった2009年。2019年にはヤンキースのマイナーチームの打撃コーチを務め、今年1月にタンパ・ターポンズ(大西洋の熱帯域にすむ海水魚)の監督に就任していた。

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2022年3月24日のニュース