6日連続のMLB労使交渉も合意近づかず…米メディア、28日までの合意は困難と伝える

[ 2022年2月27日 10:25 ]

 難航する新労使協定に関し機構と選手会の交渉が26日(日本時間27日)、フロリダ州ジュピターで6日連続で行われたが、合意に近づくことはなかった。3月31日の通常開幕には28日(同1日)までの解決が必要とされている中、複数の米メディアは合意は困難と伝えた。

 USAトゥデーのボブ・ナイチンゲール記者は、選手会関係者の話として「非常に敵対的な会議」と伝えた。前日にドラフト抽選で両者が歩み寄りを見せ、4球団で合意するかと思われた矢先、機構がポストシーズン枠を14チーム(選手会は12)と主張し、再び決裂した。唯一、合意したのは1シーズンにマイナーへ降格する回数を5回とすることだけ。最大の争点となっている年俸総額、ぜいたく税率、最低年俸などの話し合いは行われたものの、金銭的な両者の溝は一向に埋まらず、ナイチンゲール記者は「月曜日(28日)までに交渉がまとまるには奇跡が必要だろう」とした。28日(同1日)にまとまらなかった場合、機構は公式戦の試合数を削減し、その分の給与は支払わないとしている。選手会はその場合、ユニフォームにつける広告とポストシーズン枠(現行10チーム)を増やすことを認めない方針を示している。「道のりは長い」とはMLBネットワークのジョン・ヘイマン記者。両者は27日も会合を開く予定になった。

続きを表示

2022年2月27日のニュース