日本ハム“木田画伯” コロナから復帰、前に進めるように 無症状も行動のリスク実感

[ 2022年2月10日 05:30 ]

木田画伯の球界絵日記
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 日本ハムの木田優夫2軍監督(53)による今回の「木田画伯の球界絵日記」は、新型コロナウイルスに感染してしまった自身の体験について。2軍キャンプに合流できたのは第2クールからでした。感染対策を徹底して選手たちの育成に取り組みます。

 球団から発表があって報道もされたので、ご存じの方も多いかもしれません。先月末に受けたPCR検査で陽性判定が出たため、チームと一緒に沖縄入りができず、4日に移動して5日の第2クール初日から、やっとキャンプに参加することができました。

 チーム、関係者、そしてファンの皆さんに、ご心配とご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした。

 僕の場合、自宅療養していましたが、熱もなく無症状だったので、まだ良かったです。今、症状があって苦しまれている方や後遺症で苦しまれている方は本当に大変だと思います。また、感染してしまった方の周りの方も大変だと思います。

 僕は今回、周りの人に濃厚接触の疑いを持たせてしまったり、実際に濃厚接触者にしてしまいましたが、これからはそうしたリスクのことも、もっと考えて行動しなければならないと自覚しました。まだまだ感染拡大が収まっていません。皆さんと協力して今年はさらにプロ野球を楽しんでいただけるようにしたいと思っています。

 さて、ファイターズのファームは今年も沖縄本島北部の国頭村でキャンプを行っています。僕がいなかった第1クールもコーチ、選手、スタッフが協力してくれていたので、練習の面では順調に進んでいます。また、新型コロナウイルスに感染して隔離生活をしていた選手もグラウンドに戻ってきています。

 いろんな面で、いろんな意味で、さらに前に進めるように今日からの第3クールも取り組んでいきます。(日本ハム2軍監督)

 《キャンプイン後、感染確認されず隔離も全員終了》各球団で首脳陣や選手の新型コロナウイルス感染が相次ぐ。日本ハムではキャンプ前に首脳陣は林ヘッドコーチと木田2軍監督、選手は近藤、上沢、伊藤、清宮らが陽性判定を受けて隔離療養となった。キャンプイン後は感染者は出ておらず、隔離も9日に2軍に合流した上沢を最後に全員が終えた。 

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2022年2月10日のニュース