オリックス・紅林はプラス思考 コロナ禍の体重減も“スリム化達成”に置き換える

[ 2022年2月6日 05:30 ]

<オリックス春季キャンプ> 宮崎キャンプに合流し、内外連携で軽快な動きを見せる紅林 (撮影・後藤 大輝)
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 コロナ禍のマイナスをプラスに変える。新型コロナウイルス陽性から復帰したオリックス・紅林が、宮崎キャンプに合流し再始動。隔離期間中に体重99キロから6キロ減と影響を受けたが、元々スリム化を目指しており、プラス思考で乗り切る頼もしさを示した。

 「最初は無症状でしたが、味覚があまりなく食欲が湧かなかったです。でも(球団の)管理栄養士さんから“内野手で体脂肪率20%は多いね”と食生活の改善を言われましたし、しっかり(体づくりから)やっていきたい」

 困難に直面しても、好転させる。若き正遊撃手は白米好きの大食漢で、昨季はシーズン中でも増量傾向にあった。目標の一つが「長く遊撃でプレーすること」。そのため今季は体重を90キロ台前半に絞って走力向上と下半身の負担軽減を図っており、コロナ感染ショックも克服する構えだ。

 隔離中は自室で体幹トレや素振りをして過ごし、2日から練習を再開。この日は一部別メニューながら、B班に加わり守備連係やケース打撃などで軽快な動きを見せた。「自分の中でセーブしながら。来たからには、ちゃんとやりたい」と力を込めた。 (湯澤 涼)

《宮城も合流 今クール中にもブルペン入り》
 紅林とともに宮崎キャンプに合流した宮城は「体重もキープです。大丈夫です」と問題なしを強調した。B班に加わり、キャッチボールや守備練習など、ほぼ同メニューを消化。1日にコロナ療養から復帰し大阪・舞洲のC班でキャンプイン。2日に捕手を立たせた状態でブルペン投球も解禁しており、今クール中にもブルペン入りする。「今季は中6日で先発ローテーションを守り切る。去年できなかったので、頑張りたい」と意気込んだ。

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