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日本ハム育成2位・速水 投手も家族も支える“ビッグパピ”に

[ 2022年1月25日 05:30 ]

家族のために支配下登録を目指す速水
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 【22年度球界新士録(10)】愛妻と4カ月の長男・叶翔(かなと)君に見送られ、速水の一日は始まる。新人では唯一の入寮免除。3人で暮らす千葉県内から車を走らせ、新人合同自主トレが行われる鎌ケ谷スタジアムへ通った。「家族がいて今の自分がある。一日も早く支配下登録となり、家族を楽にさせてあげたい」と、新米パパは心に誓っている。

 桐生第一から16年にBC群馬へ入団。1メートル88、100キロの右の強打者は昨季まで4年連続の打率3割超、2桁本塁打をマークした。17年ア・リーグ本塁打王のヤンキース・ジャッジを「意識した」という最小限の始動からのフルスイングは飛距離と確実性を両立。「和製ジャッジ」の異名も取ったが、指名漏れを2度経験していた。

 昨年9月の長男誕生を機に一般企業への就職も考えていた。「正直、NPBは厳しいと思っていたので」と諦めかけた直後にドラフト指名を受けた。担当した多田野数人スカウト(現2軍投手コーチ)は「元々打撃は認めていたが、捕手として成長した。盗塁阻止率はリーグ1位。調査したら投手からの信頼も厚く、そこが一番の評価」と期待を込めた。

 昨年12月の新人発表では、ビッグボスこと新庄監督を前に「ビッグボスならぬ、ビッグパピを目指します」と力強く宣言した。生後2カ月余りで体重7500グラムを超えた「ビッグベビー」のためにも「息子が物心つくまで野球ができればいい。長く生き残りたい」。1軍で活躍する父の雄姿を愛息に届ける。(清藤 駿太)

 ◇速水 隆成(はやみず・たかなり)1997年(平9)7月28日生まれ、高崎市出身の24歳。桐生第一では2年春のセンバツに一塁手として出場も、3年夏は群馬大会決勝で高崎健康福祉大高崎に敗退。高校卒業後の16年からBC・群馬入りし、捕手転向。20年にはリーグ首位打者(打率.393)、最多安打(75安打)を記録した。BCリーグ6年間の通算打率.324、62本塁打。1メートル88、100キロ。右投げ右打ち。

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