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巨人・中田どっしり17キロ増 31発&15年目逆襲へ堂々復活宣言「自信しかない」

[ 2022年1月14日 05:30 ]

打撃練習を行う中田(球団提供)
Photo By 提供写真

 パワフルな「大将」復活へ、闘志と自信をみなぎらせた。沖縄・石垣島で自主トレを行っている巨人・中田翔内野手(32)が13日、オンラインで取材に対応。昨季途中に92キロまで減った体重が109キロへと17キロ増量したことを明かした。今季の目標には、20年の31本塁打を上回るキャリアハイを改めて設定。昨季は不振、暴力行為、トレードと波乱の一年を経験した大砲が、逆襲に向けて確かな手応えを口にした。

 表情は充実感にあふれている。中田は張りのある声で言った。「今は自信しかない。今までの中田翔に戻っているはずです」。堂々の復活宣言には、確かな裏付けがある。「110キロぐらいがベスト」という体重だ。

 「フィジカルトレーニング、ウエート、バットを振る量に関しても、凄く充実した毎日を過ごせている」

 昨年は腰痛の影響で満足にトレーニングができず筋力が落ち、一時92キロまで減った。8月には暴力行為が発覚し、日本ハムから巨人にトレード移籍。結果が出ず「失敗を恐れている自分がいた。自信もなかった」と振り返る心労も重なった。巻き返しに向け、オフのウエートトレーニングで109キロまで増量。本塁打は「キャリアハイは打ちたい。札幌ドームで打っていた感覚で自分のスイングができれば」と20年の31本超えがノルマ。広い札幌ドームでアーチを量産した姿を取り戻す。

 15年目のキーワードは「ねちっこく」。例年ハードなウエートトレーニングを行う自主トレだが、今年は「“ねちっこい”地味なトレーニングの量は去年の倍近く入れている」と明かす。内転筋やハムストリングなど、下半身の各部位を意識して鍛え「もっと下を“ねちっこく”使えるように意識をして」と強化に取り組んでいる。昨季は上半身主導の打撃になり、打率・177、7本塁打、20打点。その反省を生かし「自分のスイングを取り戻す」と「ねちっこく」体をいじめている。

 2日前に合流した「弟子」からも学ぶ。「打球の飛ばし方を聞きたい」と自主トレを志願した高卒2年目の秋広について「僕も秋広がどう考えているのかは聞きたい。いろいろな話をして勉強していきたい」と話した。教えるだけでなく、自らの引き出しも増やす。

 原監督がウィーラー、中島らとの一塁手争いに「中田だって黙っていないでしょ」と話したことを受け「自分の名前を挙げていただいているのはありがたい。もちろん黙っているわけもない」と目をぎらつかせた。「一日でも早くファンの皆さんに認めてもらえるように、また一から頑張るだけ。本当に性根を据えてやっていきたい」。打線の中心にどっしり座り、本塁打、打点を稼ぐ。これぞ中田翔、という姿を見せつける。(小野寺 大)

 【中田の自主トレ】

 ☆トリオ結成(09年1月9日)大阪桐蔭の先輩、ロッテ・西岡、中日・平田と合同トレ。西岡から当時の人気ユニット「羞恥心」に対抗した「好奇心」の一員に指名された。

 ☆決意の虎ヘア(10年1月7日)前頭部右から後頭部にかけて派手な金色に染め「レギュラーを獲りにいく」と、3年目に懸ける決意を示した。

 ☆アニキと合体(11年1月5日)阪神・金本と広島市内のジムで練習を公開。下半身強化に励み「昨年の成績ではファン、球団、首脳陣も認めてくれない」。

 ☆3冠王宣言(14年1月8日)吹田市内で公開。前年はチームが最下位に終わったことから「打撃は全てで一番上に立ちたい」と目標を掲げた。

 ☆ハイペース調整(17年1月18日)ハワイでの自主トレを公開。3月のWBC出場へ向けハードトレで追い込み「体の状態はかなりいい」。

 ☆後継者出てこい!(20年1月15日)大阪市のトレーニングジムで「ずっと僕が4番はどうなのかなと。清宮はそろそろ出てきておかしくないんじゃないですか」と後輩の突き上げを求めた。

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