巨人ドラ1大勢「軍神」新天地・吉兆から出陣 一願成就の鹿嶋神社で初詣

[ 2022年1月5日 05:30 ]

自主トレを公開し、キャッチボールで調整する巨人ドラフト1位の大勢(撮影・後藤 大輝) 
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 巨人のドラフト1位・大勢(関西国際大)が兵庫県三木市の関西国際大グラウンドで自主トレを公開。「1軍で勝負していきたい」と意気込む右腕に「軍神」が吉兆を示した。

 初詣は一願成就で知られる兵庫県高砂市の鹿嶋神社を参拝し、おみくじは吉。「“新天地が合っている”と書いてありました」と笑顔を見せた。羽柴秀吉の神吉城攻めで戦火に見舞われながら、神殿が残った同神社。「軍神」、「武神」として広く崇拝される鹿嶋大神がまつられ、耐久年数1500年と言われる珍しいチタン製の銀色の大鳥居も構える。「ケガしないような体を」と体づくりに励む22歳にとって、どこまでも縁起が良い神社から力をもらった。

 この日のキャッチボールは変化球も交えて感覚を確認した。これまで挟む指と親指で支えていたフォークの握りを改良。挟む幅を広くし、支える指には薬指も加えた。「落ち方も変わって理想に近づいた」と手応え。高校卒業時には志望届を提出しながら指名漏れ。「絶対プロ野球選手になろうと思ってやってきたグラウンドだった」と4年間を感慨深げに振り返った。

 「トップ中のトップを目指したい」と最速157キロを誇るサイド右腕。新天地への第一歩には力強い後光が差していた。(小野寺 大)

 ▽鹿嶋神社 茨城・鹿島神宮の御祭神と千葉・香取神宮の御祭神の二柱をまつる。駅伝の強豪校で知られる西脇工陸上部は同神社のお守りをつけて大会に出場するなど「勝利の神様」として知られ、コロナ禍前の三が日には約11万人の参拝客が訪れていた。高さ26メートル、幅35メートルのチタン製の大鳥居は98年に完成した。

 《同級生の激走に刺激、中大3区・三浦拓朗》同級生に刺激をもらった。箱根駅伝3区を走った中大・三浦拓朗(4年)は西脇工で同じクラス。テレビ観戦し「どういう人柄かも知っている。走り終わった後や姿勢を見て熱いものを感じた」と大勢。11位から4つ順位を上げた走りに「次は自分がテレビでああいう姿を見せていきたい」と意気込んだ。

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