日本ハム前監督・栗山氏が「プロフェッサー」就任 23年新球場開業へ「育成」推進期待

[ 2021年12月21日 05:30 ]

栗山英樹氏
Photo By スポニチ

 日本ハムは20日、前監督で侍ジャパンの監督に就任した栗山英樹氏(60)が来季から「プロフェッサー」に就任することが決まったと発表した。

 新設された「プロフェッサー」は、23年の新球場開業を控え「世界がまだ見ぬボールパーク」でプレーするにふさわしい選手、チームづくりを推進していくためのポストとなる。球団は22年からの選手教育の改革に着手。栗山氏には、チーム強化の「スカウティングと育成」の2大指針の一つである「育成」推進を期待する。監督としてチームを率いた経験、さらにスポーツキャスター、白鴎大教授として培った知見に基づき、選手対象の講義を定期的に行うなどの職務を担う。

 現場は新庄新監督が強化し、栗山氏が育成で後方支援する。栗山氏は球団を通じ「監督としての10年間での気付きを生かし、光栄な肩書に応え、野球人形成の一助となれるように努めていきます」とコメント。新旧監督がタッグを組み3年連続5位からの再建を目指す。(東尾 洋樹)

 ▽プロ野球の主な特別役職

 ☆SD(シニアディレクター)03年に阪神監督を退任した星野仙一氏が04年1月1日付で就任。西武では渡辺久信監督(現GM)が退任後の13年10月17日に就任した。

 ☆SCO(スポーツ・コミュニティー・オフィサー)日本ハム・稲葉篤紀氏(現GM)が現役引退後の15年1月に就任した。

 ☆SA(スペシャルアシスタント)阪神・藤川球児氏が現役引退後の21年に就任。藤川氏のために設立された新ポスト。

続きを表示

2021年12月21日のニュース