選手会事務局長が異例の所感 ロッテ「一律25%ダウン」抗議文 選手の立場改善強く求める

[ 2021年12月7日 05:30 ]

森忠仁事務局長
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 労働組合・日本プロ野球選手会は6日、大阪市内で定期大会を開催。ロッテが今年の契約更改交渉を一律25%ダウンから始めると説明していることに選手会が抗議文を送った問題を受け、出席した29選手が契約交渉の事情を説明するなど活発に意見交換した。大会後には森忠仁事務局長が異例の所感を発表。12球団に対し、契約交渉における選手の立場の改善などを強く求めていく姿勢を示した。

 所感ではここ数年で今回のロッテの問題だけでなく、契約交渉に関して憂慮すべき事象が数多く生じていると指摘。昨年も査定方法の説明が不十分として中日へ抗議文を送った。「“選手と球団は対等の立場”という精神からかけ離れた現状は看過できない」と訴えた。森事務局長は、日本ハム・西川らがノンテンダーとして自由契約となったことや、巨人が大量の選手を育成契約とする方針を示したことについても議論したとして「制度に問題があるなら変えないといけない」と強い口調で話した。

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2021年12月7日のニュース