広島・ドラ6末包 誠也2世に名乗りだ 都市対抗野球で大阪ガス初戦突破導く、特大アーチ

[ 2021年12月3日 05:30 ]

第92回都市対抗野球   大阪ガス4ー0伏木海陸運送 ( 2021年12月2日    東京D )

<伏木海陸運送・大阪ガス>4回、ソロ本塁打を放ち生還した大阪ガス・末包(撮影・島崎忠彦)
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 広島からドラフト6位指名された大阪ガス・末包昇大外野手(25)が2日、都市対抗野球の伏木海陸運送との1回戦で決勝本塁打を放ち、初戦突破に貢献した。「4番・右翼」でフル出場し、4回に東京ドームのバックスクリーンへ先制弾を打ち込んだ。一塁走者だった9回は右翼への二塁打で一気に生還する好走塁も披露。“ポスト誠也”としての期待が膨らむ勇姿だった。

 鯉党へ名刺代わりの豪快な一撃を放り込んだ。ドラフト指名後初の公式戦。末包は4回1死で外角高めの131キロカットボールを一閃(いっせん)し、打球はバックスクリーンまで伸びた。

 「大事な初戦でしたし、勢いをつけるためには長打が必要だと思っていました。狙ってはいなかったんですが、結果的に勢いをつけられて良かったです」

 2回先頭の第1打席で、球種からコースまでほぼ同じ130キロ初球を打ち損じて遊飛に倒れていても、引きずらない。次の打席で即修正した。

 「(体が)開いていたかなと思ったので、落ち着いて打席に入れた。開き、力みを修正できていつも通りのスイングができた」
 芯で捉えれば自慢のパワーが生きる。着弾を確認して右手でガッツポーズ。笑顔でダイヤモンドを一周し、初戦に漂うチームの緊張を解きほぐした。9回は四球で出塁し、次打者の二塁打で本塁まで激走。110キロの巨体としては決して遅くない“剛脚”を発揮し、生還を果たした。

 実は今秋ドラフトで指名候補リストに最後まで名前を残していたのは広島だけだった。まさに秘密兵器。鈴木誠のメジャー挑戦が決まれば、右翼の座を巡る争いは激化。新人でも割って入る可能性は十分にある。見守った担当の鞘師智也スカウトも「持ち味が出ましたね。ポジションが一つ空いたから、それを奪いにいく中の一人として(争いに)殴り込みをかけてほしい」と大きな期待をかける。

 先月16日の日本製鉄東海REXとの壮行試合では1試合3発をぶち込み、本番でも好発進した。「ここ(大阪ガス)に入っていなかったら違った人生になっていたかもしれない。これだけいいチームだということを皆さんに知ってもらいたい」。頂点までの残り4試合で活躍すればするほど、恩返しとプロへのステップになる。(北野 将市)

 ◇末包 昇大(すえかね・しょうた)1996年(平8)5月27日生まれ、香川県出身の25歳。高松商では甲子園出場なし。東洋大では3年春からリーグ戦出場。大阪ガスでは入社2年目の20年都市対抗で全国大会デビュー。1メートル88、110キロ。右投げ右打ち。

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