阪神・西勇 来季覚悟の契約最終年 復活へ出直し誓った!「1年目と同じ気持ち。結果を出すしかない」

[ 2021年12月1日 05:30 ]

契約更改を終え、来季にかける思いを語った西勇(代表撮影)
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 阪神・西勇輝投手(31)が30日、西宮市内の球団事務所で交渉し、現状維持の年俸2億円プラス出来高払いで契約を更改した。度重なる故障もあって加入後最少の6勝(9敗)にとどまり、4年連続の2桁勝利には届かなかった。来季は4年契約の最終年。復肩を期し、一からの出直しを誓った。

 悔しさは胸の奥にしまい、西勇は4年契約の最終年を迎える来季へ、一からの出直しを誓った。

 「1年目と同じ気持ち。結果を出すしかないと思っている。矢野監督を胴上げすることができなかった。しっかり優勝に導けるように、一試合一試合、投げていきたい」

 年俸変動がないにもかかわらず、話し合いは約1時間半にも及んだ。同席した嶌村聡球団本部長は「こういう機会しかないので、チームのことを中心に、いろいろと話をした」と詳細を伏せ、西勇も「いろんな話をした。来季に向けて内容の濃い話でした」と充実した表情でうなずいた。

 不本意のひと言に尽きる1年だった。ぜんそくを発症して調整が遅れ、開幕投手を藤浪に譲った。6月中旬に通算100勝に王手をかけてから約2カ月半、7試合にわたって足踏み。右肘違和感のため10月13日の巨人戦を最後にクライマックス・シリーズでも登板がないまま終えた。重視する投球回は143回2/3にとどまり、阪神加入後は最も少ない。ヤクルトとは勝率5厘差。つまり、数字上の計算なら、西勇があと1勝していれば、優勝に手が届いていた。

 「今年に限っては納得いかない部分が多かった。小さなケガがちょっとした変化に変わって、制球だとかトレーニングとか制限される部分が多かった。ケガが3つも4つも出た。自分では元気だと思っても、蓄積疲労というのもいろいろ…。ケガしないことが一番大事だなと感じた」

 年間通して先発陣の中核を務めるためにも、もう一度、自分を見つめなおした。「若い気持ちでやっていた練習がちょっとオーバーワークになっていた。やれるところはやって、抜くところは抜いて。うまく練習の内容を見ながらやっていければ」。くしくも古巣オリックスは25年ぶりのリーグ優勝に歓喜。「自分がいたときから若い選手に勢いがあった。結果が出て素晴らしい。来季はお互いに頑張っていければ…」。来季がプロ14年目。まだ見ぬ優勝への思いがまた強くなった。(長谷川 凡記)

 【阪神・西勇 今季の苦闘メモ】
 ▽キャンプ離脱 宜野座キャンプ中の2月23日、ぜんそくの検査のため練習を途中で切り上げて帰阪。開幕投手のプランは白紙に。
 ▽遠い100勝目 8月27日の広島戦に6回3失点で敗戦投手。6月18日の巨人戦で99勝目を挙げてから6戦6敗と白星に恵まれず。
 ▽寝違えで抹消 9月14日に登録抹消。練習はキャッチボールのみで切り上げた。矢野監督は「長くかかるとは思っていない」と説明。
 ▽右肘に異変 10月13日の巨人戦の2回、右肘の違和感を訴えて自らベンチへ下がり、交代を告げられた。翌14日に登録を外れてシーズン終了。

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