中日・平田1億5000万円減の年俸3000万円で更改 10月公表「異型狭心症」は「打撃は問題ない」

[ 2021年11月23日 20:08 ]

契約更改交渉を終え、記者の質問に答える中日・平田
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 中日の平田良介外野手(33)は23日、ナゴヤ球場で契約更改交渉に臨み、年俸1億8000万円から減額制限を超える約83%ダウンの年俸3000万円でサインした。

 中日では岩瀬仁紀が15年オフに年俸3億円から約83%減の5000万円で更改したことがあるが、それに匹敵する大減俸となった。
 10月に「異型狭心症」と公表してから初めて記者会見に臨んだ平田は「今季は不振から始まってケガをして、体調を崩して野球ができなかった。プロ野球選手としての実感はなかった」と今季を振り返り、「今はだいぶんよくなってきた。ジョギングは30分以上走れるようになった。トレーニングも限界を超える重さは心配になるが、その手前ではウエートトレーニングも可能。打撃に関しては全く問題ない」と現在の体調について説明した。

 17年に結んだ5年契約の最終年だった今季は1軍で21試合に出場して打率・155。打撃不振で4月28日に1軍選手登録を外れ、以降は2軍調整が続いていた。10月5日には自身のインスタグラムで7月4日深夜に胸が締め付けられる感覚と動悸(どうき)が激しくなる症状を訴えて救急車で緊急搬送され「異型狭心症」と診断されたことを明かし、同日に球団も発表。その後は体調を見ながら練習を行っていた。

 現在は投薬と月1回、医師の診察を受けているという平田。来季へ向けては「2月1日のキャンプインからしっかりアピールして開幕につなげられるようにしたい」と意欲を見せた。(金額は推定)

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2021年11月23日のニュース