オリ・T―岡田 山田との“履正社対決”先輩の意地見せる 「彼に負けずに、このシリーズは頑張る」

[ 2021年11月18日 05:30 ]

笑顔をみせるT-岡田(撮影・平嶋 理子) 
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 「履正社対決」で先輩の力を見せつける。オリックスのT―岡田が17日、日本シリーズで雌雄を決する同門の後輩、ヤクルト・山田に向け「彼に負けずに、このシリーズは頑張る。日本一になれるなら、どんな形でもいい」と闘志を燃やした。

 恩師である母校・履正社の岡田龍生監督が来春から東洋大姫路の監督に就任することが決まった。そのタイミングで教え子同士がプロの頂点を争う姿を届けることは、何よりの恩返しと言える。「一番ワクワクしているのが岡田先生だと思う。球場にも来られると聞いている。いい姿を見せたい」。岡田監督は20日初戦を観戦予定。くしくも当日の相手先発は履正社が19年夏の甲子園決勝で戦った星稜のエース・奥川が確実視される。まずは野球人生が凝縮された勝負に全力を注ぐ。

 「(ホームの)1、2戦はCS同様に背中を押してくれるファンがいる。力をもらって笑顔と感動を与えるプレーをしたい。シリーズは集大成ですから」

 ロッテとのCSファイナルS初戦では、初回に山本を援護する先制適時打など3試合で11打数4安打。今年のヤクルトとの交流戦でも11打数4安打とキーマンとして期待される。休日の18日は「奥川投手の映像を家で見るつもり。いい休日にして、シリーズにいい入り方をしたい」。できる限りの準備をして、本番に臨む。(鈴木 光)

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