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脚本家でパフォーマー…野球ファン以外の人をも魅了する新庄BBの圧倒的なカリスマ性

[ 2021年11月16日 09:00 ]

日本ハム・新庄剛志監督
Photo By スポニチ

 ビッグボス(BB)の圧倒的なカリスマ性にすぐに引き込まれた。日本ハム担当として11月4日の新庄剛志氏の監督就任会見を取材した。新庄BBとは初対面。会見とその後の新聞記者用の取材を含めた取材時間は1時間ちょっとだったが、いわゆる「普通」な答えは返ってこない。気づいたら「質問に対して、どんな答えが返ってくるのか」というワクワク感に包まれていた。名言あり、珍回答ありの新庄劇場はあっという間に時間が過ぎた。

 監督就任会見、沖縄・国頭での秋季キャンプ視察の取材を通じて感じたのは、新庄BBは自分がどのように動き、発言すればマスコミに取り上げられるかを確実に計算できているということ。しっかりとしたストーリーを描ける脚本家であり、それを自ら完璧に演じることができる。だからこそ、野球ファン以外も取り込む魅力があるのだ。

 本紙の日本ハム担当ツイッターの新庄BB関連の投稿の返信欄にこのような書き込みが増えた。「最近、野球を見ていなかったけど、新庄さんが監督をやるなら久しぶりに野球を見ようかな」という内容のコメントが目立つ。野球ファン以外にも知名度は抜群。野球ファン以外も取り込み、日本ハムに今後さらに大きなうねりを起こすことは間違いない。

 エンターテイナーとしての側面がある一方、これまでの取材を通じてしっかりとした人間性も感じ取れた。あいさつなど礼儀を大事にする姿勢、誰にも見えないところでコツコツと自主練習を続けていた現役時代の話。そういう真面目な部分が明かされることを「嫌なんですよ」と照れるが、「人間・新庄剛志」の魅力に触れてファンはまだまだ増えそうだ。

 就任会見で自ら「目立ちま~す!」と宣言した指揮官の“おこぼれ”で、練習する様子が連日メディアに露出した選手も確実にモチベーションはアップしたのは間違いない。新庄BBが視察に訪れ、報道陣が殺到した嵐のような3日間が終わり、若手選手が口々に「ビッグボスが帰って寂しいです。次はいつ会えますか?」と話す姿があった。選手も当然ビッグボスの魅力に取りつかれていた。(記者コラム・東尾 洋樹)

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