楽天 松井が1軍合流 あす3日にシート打撃登板

[ 2021年11月2日 13:10 ]

<楽天練習>笑顔を見せる松井(撮影・白鳥 佳樹)
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 右太腿痛で離脱していた楽天の守護神・松井裕樹投手(25)が2日、楽天生命パークでの全体練習に合流。8月28日に出場選手登録を抹消して以来、約2カ月ぶりに1軍メンバーらと体を動かし、CSでの実戦復帰に大きく前進した。

 石井一久監督(48)はあす3日のシート打撃で硬いマウンドから約20球投げさせ、反発力と耐久性を確認した上で、CS登板を判断すると語った。「何回も検査して患部は問題なくきている。本人も“大丈夫です”と言っている。ただ来年も大事なので、チームが欲しているから(CSメンバーに)入ってくれ、ではない。念には念を入れたい」と慎重な言い回しだった。

 取材に応じた松井も戦線離脱中、毎試合テレビ観戦しつつ、リリーフ陣に頭を下げていたことを明かした。また“最終テスト”については「要求通りに投げることが出来れば…。その確認です。ただメンバー入りを決めるのは自分じゃない。名前を呼ばれたところでチームに貢献したい」と話した。

 松井は現在開催中のフェニックス・リーグ(宮崎)で28日、30日の2試合に登板。28日のオリックス戦は8月20日・日本ハム戦以来のマウンドとなったが、最速150キロも計測し見逃し三振を奪うなど打者3人を3者凡退に片付けた。

 8月中旬までには43試合で0勝2敗24セーブ。防御率は驚異の0・63をマークし、抜群の安定感を誇っていた。絶対的ストッパーの存在が、ポストシーズンでのチームの浮沈を左右する。 

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