中大・西武ドラ3古賀 意地のV打!捕手としても石田裕の完封導く

[ 2021年10月29日 05:30 ]

東都大学野球最終週第1日   中大1―0国学院大 ( 2021年10月28日    神宮 )

<中大・国学院大>6回2死三塁、先制適時二塁打を放ち、雄叫びを上げガッツポーズする中大・古賀(撮影・木村 揚輔)
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 1回戦2試合が行われた。中大は国学院大に1―0で競り勝ち、今季3勝目。西武からドラフト3位指名を受けた古賀悠斗主将(4年)が6回に右中間を破る決勝二塁打をマークし、捕手としても石田裕太郎投手(2年)の今季2度目の完封劇を演出した。青学大は日大を2―1で下し、優勝に望みをつないだ。

 優勝への道は断たれていたが、主将の古賀は勝利を渇望した。0―0の6回2死三塁から右中間を破る先制二塁打を放ち「2連勝して意地を見せて終わろうという気持ちだけでした」と語った。引き分けでも国学院大の優勝が目の前で決まる大一番。古賀は2年生右腕・石田裕を好リードしてリーグ戦2度目の完封勝利に導いた。

 大学最後の2試合はライバルとの決着の場でもある。国学院大で同じ捕手、主将を担う福永については「切磋琢磨(せっさたくま)で2人が競い合っている。意識している」と言う。ドラフトも同じ3位で福永はオリックス、古賀は西武に指名を受けた。プロでも同じリーグで競う。

 「明日は最後なので悔いが残らないように全身全霊で戦いたい」と古賀。頼れる主将は有終の美を誓った。(柳内 遼平)

 ◇古賀 悠斗(こが・ゆうと)1999年(平11)9月10日生まれ、福岡県出身の22歳。小3から野球を始める。筑山中ではオール筑紫BBCに所属。福岡大大濠では1年夏からベンチ入りし、3年春に甲子園出場。中大では1年春にリーグ戦デビューし4年春にベストナイン。1メートル74、85キロ。右投げ右打ち。

 ▼中大・石田裕(2度目の完封勝利)キャッチボールの段階から真っすぐに手応えがあった。落ち着きが出てきた。

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2021年10月29日のニュース