阪神・佐藤輝 1軍昇格秒読み!復活は巨人戦がよく似合う 24日からの宿敵3連戦に照準

[ 2021年9月21日 05:30 ]

巨人戦での復活の快音が期待される阪神・佐藤輝
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 10日に出場選手登録を抹消され2軍で再調整している阪神・佐藤輝明内野手(22)の最短復帰が20日、見送られた。矢野燿大監督が「明日(21日)すぐ上げようと思ってない」と明言した。2位・ヤクルトと1・5ゲーム差で首位のチームは、21日から敵地で中日、巨人と各3連戦を戦う。佐藤輝の降格後7試合は3勝3敗1分けでチーム得点は15。本塁打もマルテの2本など長打不足で得点力のなさが顕著だ。上昇気配に入った怪物ルーキーの復活は24日からの宿敵とのバトルが、やはり似合う。

 20日の午後3時、NPB公示で小野寺が出場選手登録を外れ「1枠」空いた。この日から再登録可能となった佐藤輝の昇格の有無が注目される中、矢野監督が下した決断は2軍での調整継続だった。

 「明日(21日)すぐ(1軍に)上げようと思っていない。状態を今みたいに上げていってもらえたら。“上げたいな”ってまた思ってくると思うんで、その時に考えます」

 19日のウエスタン・リーグ、中日戦で3連続タイムリーを放つなどプロ初の4安打。本塁打こそないが、2試合連続複数安打で打率も・333(21打数7安打)とし確実に状態は上向いている。それでも指揮官は「もうひと声」を望み、最短昇格を見送った。

 佐藤輝は優勝マジック4としている2軍で今日から広島3連戦(由宇)を戦う。ただ、チームトップの23本塁打を含めた長打力は魅力で1軍もその必要性を感じている。再昇格の候補となるのが16年ぶりのリーグ優勝に向け大事な戦いとなる24日からの巨人3連戦だ。得点力が低下しており、狭い球場で佐藤輝のパワーは相手にとっては脅威。東京ドームでは球場別最高の打率・400で、敵地では最多の3本塁打。第1戦の先発が予想されるメルセデスとは通算7打数3安打と相性がよく、昨年12月の入団会見で対戦を熱望し「本塁打をイメージしている」と話した菅野、途中加入した山口との初対戦も楽しみでチームの起爆剤となり得る材料がそろう。

 初の2軍生活は、新たな学びの機会となっている。「守備に意識がいくと打撃も上がるんじゃないかと思っている」と話す清水野手総合コーチから「内野をやっているときは集中しているように見えるけど、外野の時は守備に意識があまりない。この打者は何を考えているのか、どういう意識で打席に立っているのかを考えて自分でポジショニングを変えるとか、それが本当の野球選手じゃないのか」と守備の重要性を説かれた。「(1軍と)コーチも違うので、教えられることも違う。新しい技術を教えてもらえる機会」と前向きに日々を送っている。

 19日の試合後、「しっかりやることをやって、その(呼ばれた)場所でやっていきたい」と意気込んでいた。昇格の時は必ず来る。絵になるのは、宿敵相手の復活劇だ。(阪井 日向)

 《得点力が低下》今季の阪神は1試合平均3・97得点だが、9月は14試合で42得点、平均3・00点まで低下している。1得点以下は21度あり、9月の5度は4月と並んで最多。特に直近5試合では4度で、目下の3試合連続は今季最長となっている。

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