ソフトB・栗原 マー君撃ち連敗脱出弾!天敵に11年ぶり勝利 CS進出へ「勝つしかない。それだけ」

[ 2021年9月21日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5-4楽天 ( 2021年9月20日    楽天生命 )

<楽・ソ>5回2死一塁、逆転2ランを放った栗原(撮影・尾崎 有希)
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 マー君撃ち!ソフトバンクは20日、楽天に逆転勝ちし連敗を5で止めた。栗原陵矢捕手(25)が2010年8月から9連敗を喫していた田中将から右越え決勝15号2ランを突き刺した。3回無失点の好救援を見せた松本裕樹投手(25)が2勝目。森唯斗投手(29)は144日ぶりのセーブを挙げた。3位楽天とは3ゲーム差の4位。クライマックスシリーズ(CS)進出だけは譲れない。

 苦しめられてきた天敵を栗原のバットが粉砕した。2―3の5回、2死一塁。楽天先発・田中将の145キロツーシームを捉え、弾丸ライナーで右翼席に叩き込んだ。

 「2アウトから晃(川瀬)がヒットで出塁してくれたので、なんとか生かそうと。逆転の1本を打つことができて良かった」

 9月8日以来、8試合ぶりの一発が決勝の15号逆転2ラン。ベンチ前ではピストルを撃つ新ポーズを披露した。チームが10年8月から9連敗中だった右腕から同年4月18日以来、11年5カ月ぶりの勝利をもぎとった。

 ここまで全試合に先発出場する25歳はチームの勝敗を背負って戦っている。「勝てたのが1番。勝つしかないので僕たちは。それだけです。目の前の試合を勝つことだけ考えてやっていきたい」。何を聞かれても「勝つ」と重ねた。

 それもそのはず。この日は3番で出場したが、今季4番を任せられた試合はチーム最多の59試合。勝敗が自らのバットに託されている自覚がある。象徴するシーンがあった。9月15日ロッテ戦。1点を追う7回、凡退に倒れるとベンチでバッティング手袋を投げつけた。感情をむき出しにする姿は中心選手の責任からだ。ナインが殊勲打を放てばベンチから飛び出し、最前列で大喜びする。

 「同じような打ち方をしていてもいけない」と日替わりでフォームを改良し、その日の調子に合わせて30グラム重いバットも用意。オリックス戦の試合時には同じ福井県出身で師匠と慕う吉田正に打撃指導を求め、試行錯誤を重ねてきた。その結果が球界を代表する右腕を打ち砕くアーチとなった。

 連敗を5で止め、8試合ぶりの勝利を得た工藤監督は「いい投手から点を取れたのは(次に)つながると思うし、つなげて欲しい」と打線の浮上を祈った。3位楽天とは3ゲーム差。クライマックスシリーズ出場に向け、負けられない戦いが続く。栗原の頭には「勝利」の2文字しかない。(福井 亮太)

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